出版社内容情報
異邦の美女・千華と共に、太閤の遺産百万両を探す騒動に巻き込まれた狂四郎がライバルと激突! 令和に蘇る、昭和エンタメの極致。
内容説明
伊豆に知己を訪ねた狂四郎は、異邦の女・千華と道中を共にすることとなる。陽明学を信奉する坊主衆、若年寄相模守と密談する阿蘭陀商人。行く先々で出会う彼ら全てが、同じものを追っていた。それは大坂の役を生き延びた豊臣秀頼が隠したとされる、百万両はあろうかという太閤の遺産だった。敵味方入り乱れたお宝探し騒動を描く伝奇活劇。ひと息に読ませるスピード感、これぞ昭和エンタメの極致。
著者等紹介
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917年岡山県生まれ。本姓斎藤。慶應義塾大学文学部卒業。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、51年『イエスの裔』で第26回直木賞受賞。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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