集英社文庫<br> レールの向こう

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集英社文庫
レールの向こう

  • 大城 立裕【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 集英社(2021/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087442137
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

沖縄に生きて、「沖縄の私小説」を書いてきた作家が自らの老いの境地を描く私小説集。川端康成文学賞受賞作『レールの向こう』ほか5編。

内容説明

妻が脳梗塞で救急搬送された。意識が戻り最悪の事態は避けられたが、障害克服のためのリハビリが始まる。そこへ亡くなった文学仲間への追悼原稿依頼が舞い込む。今は妻を思うことだけを優先しないと恕せない気がして…。夫婦の過去と現在を淡々と描き深い情感をもたらす川端康成文学賞受賞作「レールの向こう」ほか、5編を収録。沖縄の風土に暮らし“沖縄の私小説”を書いてきた著者の傑作短編集。

著者等紹介

大城立裕[オオシロタツヒロ]
1925年沖縄県生。上海の東亜同文書院大学中退。高校教師を経て沖縄県庁職員となり、経済・歴史編集畑を歩む。67年『カクテル・パーティー』で芥川賞受賞。「沖縄」の矛盾と苦しみと誇りをみつめた小説、戯曲やエッセーを多数発表。83年から86年まで沖縄県立博物館長。90年紫綬褒章。93年『日の果てから』で第21回平林たい子文学賞。96年勲四等旭日小綬章。2015年「レールの向こう」で第41回川端康成文学賞、19年第3回井上靖記念文化賞受賞。20年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ノンケ女医長

33
過去にあった、悲惨な出来事の数々。沖縄の現状と将来を考えていく上で、起きた実際がどうだったのか、学ぶことに尽きる。戦争という地獄だったり、ある家を襲った悲しい出来事だったり。それらに、どう心を砕き、言葉を交わし、そして前に向かっていくか。沖縄独特の文化や言葉もあって、最後まで興味の尽きない短編集だった。「四十九日のアカバナー」と、「天女の幽霊」がひときわ、良かった。特に後者は、当科的にも考えさせられる事象がいっぱい詰まっている。今まで出会ったことのないタイプの作家さん。他作品も読んで、学びを深めてみる。 2024/11/24

Sakie

12
沖縄に生まれ、沖縄の小説を書いてきた作家の短編集。外から故郷を想う沖縄人、ハワイ移民と家族、ユタを妄信する女やユタ本人などの、内心を周囲の目ではかるように描いたものが多い。沖縄の常識は想像を超える。沖縄で会った人が「友達に電話すればユタの電話番号を教えてもらえる」と言うのに驚いたが、ここでは「ユタを買う」という言い回しが使われる。ユタは自らの霊感を信じて祈祷したり、"真実"を宣する。すると複数のユタが宣する"真実"が矛盾し、ユタとユタが威信をかけて争うようなこともあるとは、今も昔も変わらない光景だろうか。2025/03/14

ひでお

6
初めて読む作家さんの短編集です。今年は沖縄に関する書籍の発売が多いですが、本書もその一環かもしれません。沖縄の人の沖縄の目線で見た素のままの沖縄がここにあります。それはビーチリゾートの沖縄ではありません。戦争の影はあるし、米軍基地の波風も受けますが、その土地に住む人の信仰や思いがぎゅっと詰まった作品でした。2022/06/28

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