出版社内容情報
専業主夫になるか迷う直樹。離婚し孤独を持て余す慎一。モテないアイドルオタクの幸太郎。男らしさに悩む彼らの新しい生き方とは?
内容説明
仕事のできる妻が妊娠、家事が得意な自分が専業主夫になるべきか悩む会社員の直樹。離婚して孤独を持て余し、人生に虚しさを覚える広告マンの慎一。アイドルオタクを楽しみながらも、モテない自分の人生に不安を感じている公務員の幸太郎。それなりに働いている「大人の男」なのに、モヤモヤするのはなぜだろう。三人のアラサー男性を通して、現代男性の本音とこれからの生き方を描く新しい物語。
著者等紹介
白岩玄[シライワゲン]
1983年京都府生まれ。2004年「野ブタ。をプロデュース」で第41回文藝賞を受賞しデビュー。同作は第132回芥川賞候補作となり、テレビドラマ化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
47
再読です。アラサー3人の男性を通して本音を聞いたような気がしました。「大人の男」なのにモヤモヤするのは、現実に不安を感じているからでしょう。男だからとか女だからとか関係なく、人生に迷いを感じるのは皆同じなのです。2024/10/06
優希
46
3人のアラサー男子が主人公でした。それなりに「働く」男子ながらモヤモヤする気持ちが何気なくわかります。現代社会の男性の本音を感じることができました。2023/04/24
あみやけ
45
読んでる間、なんども自分の弱い部分や恥ずかしい部分を突かれている感じがしました。男って面倒くさいですね。出てくる3人がそれぞれまったく違うタイプなんですが、それぞれに弱さをもってて。なんだかいろいろ考えました。ちょうど今、いろいろ考えてる時期で。みんな他人でわかりきれなくて結局は一人なんだけど、そうは言いつつもわかり合おうって気持ちが大切ってことでしょうか。なかなか難しいですね。周りの人とご機嫌に生きていくって。★42023/03/13
こばゆみ
7
結婚とか離婚とか、子育てしながらの仕事とか、義両親との関係とか、女性目線でのこういうお話は割と読んできたけど、男性目線てそういえば読んだこと無いかも〜と思いながら読了。いろんなタイプの男性が3人出てくるので、1冊で3度おいしい(笑) 3人に共通して言えるのは、パートナーと本音を話そう、ということだと思った。2020/11/18
tellme0112
5
どこで三人が繋がるのだろうかと思っていた。劇的な何かが起こるわけでもなく、でも少しだけ何かが変わろうとしている、のかいないのか。少し癒された。折り合いがつかないからってすべて諦めなくても良い、そうだな。やりたいことにチャレンジしたいね。チャレンジしようとする気持ちをわすれちゃいけないね。あと、夫婦は努力しないとキープできないねえ。2023/04/05
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