出版社内容情報
2010年、甲子園春夏連覇した沖縄・興南高校。プロに進んだエース、公認会計士になった元選手など、多士済々の選手たちのその後。
内容説明
2010年、沖縄・興南高校が成し遂げた史上6校目の甲子園春夏連覇。島中が歓喜と興奮に包まれた。あれから10年。プロに進んだエース、大学在学中に公認会計士試験に合格した元選手、辺野古生まれの幼馴染、沖縄から高校野球を変えようと強き信念を持ち続けた監督など、多士済々の選手や監督のその後に迫る。あの熱狂をもう一度。史上初の中止が決まった2020年は、“読む甲子園”をお楽しみ下さい。
目次
第1章 散った春夏連覇投手 島袋洋奨
第2章 究極の文武両道 国吉大将・大陸
第3章 未完の大砲 眞榮平大輝
第4章 本音の辺野古 我如古盛次
第5章 沖縄を変える男 我喜屋優監督
特別対談 我喜屋優監督×島袋洋奨
著者等紹介
松永多佳倫[マツナガタカリン]
1968年生まれ。岐阜県大垣市出身。琉球大学卒業。現在、琉球大学大学院人文社会科学研究科在学中。『沖縄を変えた男 栽弘義―高校野球に捧げた生涯』は映画化され、17年第3回沖縄書店大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
24
今年の選抜で我喜屋監督の解説をきき読みました。春夏連覇した興南の選手たちのその後の話であり大変興味深い内容でした。島袋投手の話は指導者の重要性を感じましたし、国吉兄弟は考え方がしっかりしているなあと思いました。2023/03/24
しょーた
1
★★★★⭐︎ スポーツでも頂点を極めた人は考え方がしっかりしている。若いのにすごいなーと感心しながら読みました。2020/11/26
Tak
1
我喜屋監督と言う野球だけでは無い人間としても教育が出来る監督の下だからこそ出来た春夏連覇だったのでしょう。琉球トルネード島袋は高校から直接育成が上手いプロに行ったらどんな投手になっていたのか。基地問題や沖縄の良いところ悪いところも混ぜ込みながら書かれてて面白く読みました。2020/08/16
工藤俊悟
0
● あれで選手は大人の世界を知ります。僕たちは大人のために試合をやらされているんだ。大人が本気を出したら子どもは単なる操り人形● 大将は一回挫折を味わっていることで僕より先に大人●大事なのは素振りしている彼に対し具現化できなくとも何かを思い行動すること● 相模の背番号ない奴らもいて何の面識もないけど「お疲れ-!!」って声をかけてくる。彼らとは一緒に写真を撮りました●社会へ出て30代で経験し40代でなんとか咀嚼して整理できるようなことを、17、18歳で経験し、20代後半には自分なりにきちんと答えを出している2020/08/10
さるお
0
持論を持ち、基本を大切に、どう導いて行くのか考える機会となった。2020/09/22