集英社文庫<br> 対岸のヴェネツィア

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集英社文庫
対岸のヴェネツィア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087441383
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ヴェネツィアに移り住んだ著者が見た、街の素顔と住民の暮らし。世界中の人々を魅了し続ける幻都をめぐるエッセイ12章。

内容説明

ミラノからヴェネツィアに移り住んだ著者が出会った音楽と猫が好きな老人。彼から招待されて行ってみると(「所詮、ジュデッカ」)。風を読む島の女性たち(「女であるということ」)。千年分の公文書を電子化する研究者たちが目指す先(「紙の海」)。閉ざされたゴンドラ乗りの世界に挑む異郷の女性に立ちはだかる壁(「ゴンドラ」)。世界が憧れる街の日常を描き、住民を通して幻都の表裏を切り取る随筆。

目次

雨に降られて、美術館
所詮、ジュデッカ
コンサートに誘われて
セレニッシマ隠やかな、そして穏やかな
陸に上がった船乗り
エデンの園
土の抱えるもの
紙の海
読むために生まれてきた
揺れる眼差し
女であるということ
ゴンドラ

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年、兵庫県生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向け情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞を同時受賞。2019年、日伊両国に関する報道の業績を評価され「ウンベルト・アニェッリ記念 ジャーナリスト賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

363
内田洋子さんのイタリア暮らしも、もう随分になるだろう。ある時はフィレンツェに、またある時はミラノに、たしかリグーリアの山の中に居を構えていたこともあったし、酔狂にも帆船に住んでいたことさえあった。そんな彼女がこの度に選んだのはヴェネツィアである。半ばは偶然でもあったが、その本島ではなく対岸のジュデッカ島に。彼女の家(それ自体には風情はないようなのだが)から眺めるヴェネツィアの移ろいは組めども尽きぬ魅力に溢れているそうだ。そんな彼女のヴェネツィア暮らしを伝える本書も魅力がいっぱい。なにしろ旅行者の知る⇒2022/12/07

ふう

85
写真で見るイタリアはほとんどが太陽の光を浴びていて明るい国という印象ですが、この本で語られるヴェネツィアは観光の街ではなく、暮らしにくさや表からは見えない負の部分なども描かれていて、ちょっと気持ちが暗くなります。でも、それも含めてのイタリアの魅力なのでしょう。驚いたのは、作者が数年間も木造帆船で暮らしていたということ。モンテレッジオの旅する本屋のときもそうでしたが、行動力と本への情熱に感心しました。その情熱に男女は関係ないはずですが、ゴンドラの漕ぎ手に女性はなれないとか。対岸の意味について考えさせられます2020/08/31

ori

7
今まで読んできた内田さんの本と少し雰囲気が違う。内容はあまり変わらないのに。ヴェネツィアの雰囲気が色濃く、冬の湿度ある寒さの霧の中にいるような感じ。オーバーツーリズムによる弊害で住民が逃げている歴史ある街に漂う空気がエッセイにも馴染み出ている。久々に須賀敦子さんの本を読み直したくなった。2024/10/21

you

6
いままでとは違うしっとりとしたイタリアだった。いままでは底抜けに明るい人や人懐っこい人、貴族や大富豪等々、ホンマにそんな友人が沢山いるんかいな、とフィクションっぽい感じがあったがこの本では地道な人が多かった。 季節も寒くてジトジトした太陽のない、観光では行かないイタリアが舞台だった。2020/08/14

takakomama

5
著者の本を読む度に、思い切りと行動力が凄いなあと思います。ヴェネツィアの離島、ジュデッカ島に引っ越して、辺鄙で不便ですが、水上バスからの風景に嘆息します。観光ではわからないヴェネツィアの日常が綴られています。2024/08/20

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