出版社内容情報
時代小説 エンタメ シバレン 眠狂四郎 市川雷蔵 円月殺法 無想正宗 近藤重蔵 蝦夷 北方四島 剣豪 徳川
内容説明
将軍家の世子・徳川家慶が突如豹変した。眠狂四郎は政治に興味はないが、家慶乱行のあおりを受けて危機に陥った旗本の息子の必死さに心が動く。真相を探り始めた狂四郎だったが、刺客に鉄砲で肩を撃ち抜かれ手負いとなってしまう。そこに現れたのは過去最強の刺客・明日心剣。かつてない苦境に、狂四郎に惹かれた協力者たちが彼を支える。人間性が色濃く描かれた、シリーズ最高傑作と名高い一作。
著者等紹介
柴田錬三郎［シバタレンザブロウ］
１９１７年岡山県生まれ。本姓斎藤。慶應義塾大学文学部卒業。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、５１年『イエスの裔』で第２６回直木賞受賞。代表作『眠狂四郎無頼控』『赤い影法師』『曲者時代』ほか。７８年逝去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Kira
13
図書館本。再読。読み返すたびに発見がある、このシリーズ。冒頭に出てくる蕎麦屋の主が、『無頼控』で狂四郎と旅を共にした、あの薬の行商人だったとは。狂四郎の物語は歴史小説でもあるという見方も実感した。不死身に近い剣客のただのチャンバラ小説なら、すぐに飽きるだろうが、何度でも読みたくなるほどに面白さがつきない。2022/03/31
