内容説明
フッサールは“知覚”をどのように捉えたのか?それは“志向性”によってどのように規定されていたのか?“知覚”と“志向性”の交錯を読み解く。
目次
第1章 混合的代表象としての知覚―『論理学研究』(1900/01)における知覚と志向性の概念
第2章 志向性分析の現象学的な転換―『論理学と認識論入門』講義(1906/07)における相関性の思想
第3章 現出理論の形成―『物と空間』講義(1907)における知覚理論
第4章 志向性概念の超越論的な転換―『意味論』講義(1908)における志向性の概念
第5章 純粋意識の本質構造への問い―『イデーン1』(1913)におけるノエシス‐ノエマの構造
第6章 現象学的知覚理論の展開
第7章 現象学的知覚理論の諸問題
著者等紹介
宇多浩[ウタヒロシ]
1968年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、帝京大学共通教育センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
混合的代表象としての知覚 ―『論理学研究』(1900/01)における知覚と志向性の概念: 代表象と知覚の言語論的解釈 前期知覚理論の問題点 志向性分析の現象学的な転換―『論理学と認識論入門』講義 (1906/07) における相関性の思想 現出理論の形成―『物と空間』講義(1907)における知覚理論 志向性概念の超越論的な転換―『意味論』講義(1908)における志向性の概念 純粋意識の本質構造への問い―『イデーンⅠ』(1913)におけるノエシス-ノエマの構造 現象学的知覚理論の展開 現象学的知覚理論の諸問題2021/10/06
-
- 和書
- 荷風文学とその周辺