出版社内容情報
細谷 正充 ホソヤ マサミツ 夫婦 動物 江戸 風物 下町 料理屋 時代小説 将棋 人情 うなぎ
内容説明
よろず相談屋の信吾が結婚したって!?ああ、間違いない。十九歳で老舗料理屋の跡取りを弟に譲り独立。将棋会所と相談屋を開業した変わり者。武芸も達者で、刃物を持った相手を撃退し瓦版にも載った。そんな男の嫁になるのはどんな女だ?それが信吾に負けず劣らずの変わり者らしい。そりゃ目が離せねぇな!読み味は軽快、話は痛快、読み終えて爽快!青春時代小説、第二幕はじまり、はじまり~。
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
34
前巻で結婚した信吾は自分と同じ事をしようとする息子を連れた母親の、波乃はコツコツ貯めたお金を懐に訪れた子供の相談事を解決する。また、信吾と恩ある猫との意味深な会話もあり。最近は物騒な事件が多かったので、初心にかえったな、という印象で面白かった。お嫁さんの登場で、面白さも減るかな?と思ったけど、波乃の朗らかさとユーモアある会話で、予想以上の面白さ!今後、似たもの夫婦の2人が知恵を出し合い、どんな相談事を解決していくのか、ますます楽しくなりそうです。 2020/10/12
らび
32
嫁を娶り物語は第2章へ。信吾に劣らず波乃のよろず相談能力が発揮され可愛い子どもたちの相談を解決するなど「めおと相談屋」としてのスタートを切ったということで将棋会所のほうは棚上げ。本来はこちらが主体なはずなのでこれでいいんでしょう。モトと権六の関係は気になるところですが楽しみにしておきます。2020/05/31
サケ太
18
信吾は(押しかけ)嫁として波乃を迎え、新たな生活を始める。二人の掛け合いと、互いを補い合うようなやり取りは面白い。リスタートといった印象。新たな門出で、どんな騒動が起こるのか、楽しみ。2020/06/10
Hisasi Hasida
17
結構長い事生きてるけど、「ギャフン」って言うてる人って、見たことないなぁ~ッ !!! って、思ったお話 。。。2020/10/22
RASCAL
16
よろず相談屋の信吾が嫁の波乃とふたりで相談屋をやることになる、セカンドシーズンの始まり。お二人が善人なことは分かりましたが、「なんてやつだ」「なんて嫁だ」と言われるほど変わり者とも思えないし、経緯ばかりで肝心の面白い相談事があったわけでもないので、ちょっと退屈でした。次作はそんなことないのかな。2022/04/11
-
- 和書
- Ez - 奥田民生