出版社内容情報
沢野 ひとし サワノ ヒトシ 居酒屋 イザカヤ 田端 浅草 阿佐ヶ谷 新宿 湯島 銀座 日暮里 麻布 下北沢 佃 神保町 千駄ヶ谷
内容説明
大学入学と同時に東京へ。気づけば半世紀の時が流れた。自分を育ててくれた思い出の町を訪れ、お気に入りの居酒屋をめぐり歩こう。芸術と文化を学び刺激的な日々を送った新宿。資生堂デザイナーとして20年通っていた銀座。独立して事務所を構えさらなる飛躍を誓った麻布―。時代が移り変容しながらも、変わらぬ風景が残る12の町を描き、郷愁をつづる太田流「東京案内」(『東京エレジー』改題)。
目次
春・田端
夏・浅草
秋・阿佐谷
冬・新宿
春・湯島
夏・銀座
秋・日暮里
冬・麻布
春・下北沢
夏・佃
秋・神保町
冬・千駄ヶ谷
松本―東京前史
著者等紹介
太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年北京生まれ。長野県松本市出身。68年資堂生宣伝部制作室入社。89年独立し、アマゾンデザイン設立。2000年~07年東北芸術工科大学教授を務める。本業のかたわら居酒屋探訪をライフワークとし、多数の著作やテレビ番組がある。『ニッポン居酒屋放浪記』他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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gonta19
124
2020/1/8 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2022/12/31~2023/1/6 季刊誌「kotoba」に連載され、「東京エレジー 居酒屋十二景」として出版された本を単行本化する際に「東京居酒屋十二景」として改題されたもの。「春・田端」、「夏・浅草」、「秋・阿佐ヶ谷」、「冬・新宿」、「春・湯島」、「夏・銀座」、「秋・日暮里」、「冬・麻布」、「春・下北沢」、「夏・佃」、「秋・神保町」、「冬・千駄木」と12の街についての思い出を綴る。特別編として故郷の松本も2023/01/06
のぶ
66
太田さんの居酒屋探訪シリーズ。今回は「東京エレジー」を改題した本ということで、紹介は東京の12の町に限られている。本作はお酒の話題は控えめで、太田さんが大学入学と同時に東京へ出てきて、デザイナーを目指し資生堂に入社し、20年通っていた銀座。独立して事務所を構えさらなる飛躍を誓った麻布等、郷愁の込められた一冊になっている。戦後間もなく中国から日本に渡った生い立ちにも触れられているところも今までになかった部分。その辺のところと、町の情景がうまくマッチして描かれていたエッセイだった。2019/10/25
しょーくん@本棚再編中
21
★★★★★☆☆☆☆☆タイトルには居酒屋と入っていますが、内容は、東京の四季の移り変わりに、太田さんの自伝的文章が絡み合ったエッセイというところでしょうか。居酒屋探訪を目当てにしていたので拍子抜けの感もありますが、これはこれでいいかなと思いました。2019/11/29
かもめ
11
太田さんの青春時代に過ごした都内各地を訪ね歩く東京エレジー。居酒屋の話はほとんどない。趣味の映画の話題が多い。2021/10/09
翔平
1
居酒屋ガイドを期待していたら、思い出話メインではぐらかされ2024/02/03