集英社文庫<br> づぼらん―寄席品川清洲亭〈3〉

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集英社文庫
づぼらん―寄席品川清洲亭〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087440065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

安政の江戸地震の最中、おえいが出産! 被災した秀八の両親が清洲亭に転がり込んでひと騒動──。溢れる人情が涙を誘う落語時代小説。

内容説明

グラグラ、ズシン!「おぎゃー!」江戸市中に大被害をもたらした安政江戸大地震の最中、おえいが玉のような赤ん坊を産み落とした。名前はお初。大工の棟梁の秀八は町の復興に大わらわ。そんな中、神田の両親が清洲亭に避難してきて―。さらに、薩摩の隠密に付け狙われている男を助けたり、病気の天狗師匠の跡目争いの騒動が起こったり。溢れる人情が涙を誘う、落語時代小説シリーズ第三弾。

著者等紹介

奥山景布子[オクヤマキョウコ]
1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。高校教諭、大学講師などを経て創作を始める。2007年、「平家蟹異聞」で第87回オール讀物新人賞を受賞し、09年受賞作を含む『源平六花撰』で単行本デビュー。18年『葵の残葉』で第37回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

155
大地震の中、嫁と姑の対決、親と子または師匠と弟子の問題といろいろとありましたが、秀八の人の良さが全てを解決してくれたように思えました。ラストは自然と涙が流れました。清洲亭も盛況してほしいね。秀八ならではの独自の寄席を作りあげてほしい。家族も増え、登場人物にまだ含みを持たせた者もいるし、続きが気になるね。次作が待ち遠しいです。寄席品川清洲亭シリーズ自体が、人情噺の大ネタの落語だ!2019/09/05

アルピニア

72
実際にあった安政江戸大地震の様子が描かれている。ついに秀八さんとおえいさんに子が♫おとよさんがおえいさんに辛く当たる理由に複雑な気持ち。第三話の四代目「天狗」を決める方法が良い!盛り上がるし禍根を残さないし。木霊さんが最後に親孝行できて良かった(´;ω;`)合薬座の制定など史実も交えながら、いよいよシリーズは幕末の混乱期に入っていく。巻末の作者と阿部知代さんの対談も楽しく読んだ。やはり落語を知っているとにんまりできる仕掛けが散りばめてあるとのこと。面白さを味わいつくせていないことが悔しいなぁ(>_<)2019/09/04

タイ子

67
寄席品川清州亭シリーズ第三弾。秀八の女房おえいが女の子を出産。同じ日に起こった安政の大地震で江戸は大きな被害に遭い、大工の棟梁秀八は復興に暇がない。避難してきた秀八の両親、母のおとよが姑根性丸出しでえげつないこと。女は弱し、母は強し、いやおえいは元々強い女だったんだろう。おとよに負けない嫁根性をぶつけていく様が気持ちいい!第二章は何やらサスペンスじみた話でドキハラな気分。第三章になれば勘当した息子と命短し師匠の再会に涙がじわりと。知ってる落語に嬉しく、知らないと聞いてみたくなるいろんな要素で楽しめる作品。2019/08/10

ポチ

63
子供が生まれて秀八も親父になった。不思議な猫の五郎太様に会いたいなぁ。天狗師匠、木霊…泣けるなぁ。3話とも人情が沁みるいい話ですね。2019/08/26

fwhd8325

62
巻末の阿部知代さんとの対談にも書かれていますが、このシリーズは全編が落語のテイストなんです。とても心地よいリズム感を感じます。今回は3編。この中では第一話の「カンペキの母」が一番面白い。落語も噺家さんによって、目に浮かぶ情景があるように、小説にも同じようなことがあると思います。 続いてほしいシリーズです。2019/10/06

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