集英社新書<br> 機械ぎらい―機械音痴のテクノロジー史

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集英社新書
機械ぎらい―機械音痴のテクノロジー史

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087214055
  • NDC分類 504
  • Cコード C0236

出版社内容情報

【新しいものを使いこなせないあなたへ】
モバイルオーダー、オンライン予約、セルフレジ、最新の家電やアプリ……効率化のために導入されているはずの最新技術が、操作のしにくさによって人々の効率を悪くしている。
なぜ新しい機械やシステムは使いづらいのか?それは、最新技術が「機械が苦手な人たち」=「機械音痴」の存在を念頭においていないからである。
メディアの変化に並走してきたライター、ポッドキャスターが、機械音痴たちの歴史をたどり、真に「便利な」技術と社会のあり方を考える。

【目次】
第1章「情弱」だと思われたくない私たち
迷宮化する飲食店のタッチパネルとQRコード注文/「効率化」が生む、新たなブルシット・ジョブ など

第2章めんどうな予約型社会の到来
「調整さん」が調整しきれないもの/官僚制と予約社会 など

第3章エレベーターの歴史から見る機械のユーザーインターフェース史
怖がられていた時代のエレベーター/19世紀のエレベーターの恐怖「タワー・オブ・テラー」/スリーマイル島の事故とボタンの数

第4章押しボタンはなぜ増殖したのか
ハイテク機器に惑わされることのない人生/スティーブ・ジョブズが考えた理想のマウスのボタンの数 など

第5章 「機械嫌い」から見るテクノロジー史―冷蔵庫・鉄道・高層階
1 冷蔵・冷気嫌い 2 鉄道嫌い 3 高所嫌い

第6章郵便的国家とマイナンバー的国家
人間はアンラーニングできない/テプラだらけのコーヒーマシンは「デザインの敗北」だったのか/ユーザーインターフェースこそが国の形である など

【著者略歴】
速水健朗(はやみず けんろう)
ライター、ポッドキャスター。1973年石川県生まれ。コンピューター誌編集者を経て、2001年よりフリーランスの編集者、ライターとして活動を始める。主な著書に『1995年』(ちくま新書)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)、『ケータイ小説的。』(原書房)、『東京どこに住む?』(朝日新書)、『1973年に生まれて』(東京書籍)などがある。2022年よりポッドキャスト「これはニュースではない」を配信している。



【目次】

内容説明

新しいものを使いこなせないあなたへ。モバイルオーダー、セルフレジ、QRコード、最新家電、事前予約…。新技術をなぜ不便に感じるのか?

目次

第1章 「情弱」だと思われたくない私たち
第2章 めんどうな予約型社会の到来
第3章 エレベーターの歴史から見る機械のユーザーインターフェース史
第4章 押しボタンはなぜ増殖したのか
第5章 「機械嫌い」から見るテクノロジー史―冷蔵庫・鉄道・高層階
第6章 郵便的国家とマイナンバー的国家

著者等紹介

速水健朗[ハヤミズケンロウ]
ライター、ポッドキャスター。1973年石川県生まれ。コンピューター誌編集者を経て、2001年よりフリーランスの編集者、ライターとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

14
「テクノフォビア」から見るテクノロジー史。こういうクールな手つきは著者ならでは。ボタン操作の簡易化が、どこかのタイミングからむしろ複雑になってしまう。その矛盾に人類の根本的な官僚性志向を見出す。エレベーターについて描かれた第3章に、何か惹かれるものがある。2026/03/26

shikada

12
タッチパネル、エレベーター、予約システムなど身近なものを例に「機械ぎらい」が起きる理由を解説する一冊。単なる不便な機械あるあるではなく、その背景にある設計意図とか、歴史について理解できる。ハンドル、アクセル、ブレーキが世界的に統一されたハードウェアである車と、ゴテゴテとわかりにくい近年のソフトウェアの対比がわかりやすかった。ソフトウェアの重要度が高まり、メーカー側は統一のインセンティブがなくなっている。制御ボタンや警報の種類が多すぎてパニックに陥ったスリーマイル島の原発の話は教訓が多そう。2026/04/05

あいかわ

6
仕事でソフトウェア開発に携わっている者としては申し訳ない気持ちと共感できる部分とあり、面白く読んだ。機械は「サーヴィス」を提供し続ける。「サーヴィス」ごとにボタンや手続きは増えていく。Webサイト1つとっても、サイトの企画者はあれもこれもと詰め込みたがる。そんなに多くのものは見る時間もないし、使いこなすこともできないのに。でも悪意はない、良い「サーヴィス」のためなのだ。2026/03/28

茶幸才斎

2
悪しきユーザーインターフェイスが改善されない理由、事前予約やセルフレジに見る手続過多な昨今の風潮、単純なはずの押しボタンさえ今日では多機能化していることなどに触れ、テクノロジーが効率化や簡素化ではなく複雑化を招いている実情を指摘し、昨今のソフトウェア操作の分かりにくさについて、それはあなたのせいじゃないよ、と慰めてくれている本。確定申告でマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号が分からず、税務署からそのまま市区町村役場になだれ込む者の何と多いことか。デジタルが段取りを面倒にし、手続流民を生んでいる。2026/03/21

zhiyang

1
日常にあるちょっとしたストレスを上手くすくっている。たとえばセルフレジのタッチパネルで、ポイントカードやらクーポンのやらの有無の確認なんかで、場合によっては15回もボタンを押すのだと。規格化されたハードから独自路線による囲い込みを狙うソフトへ技術の中心が移行したことに加えて、ベンダーはお客さんではなくお店の意向でものを作るから、ユーザー(客)が機械にあわせて生きることを強いられている、といった感じ? たしかにテクノ封建制よりもこうした草の根(?)から人間中心の機械化を目指したいかも。2026/04/05

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