集英社新書<br> 過疎ビジネス

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

集英社新書
過疎ビジネス

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213737
  • NDC分類 318.6
  • Cコード C0231

出版社内容情報

コンサル栄えて、国滅ぶ――。

福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。
著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。
福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。
本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成した一冊。

◆目次◆
第1章 疑惑の救急車
第2章 集中報道の舞台裏
第3章 録音データの衝撃
第4章 創生しない地方
第5章 雑魚と呼ばれた議員たち
第6章 官民連携の落とし穴
第7章 自治の行方

◆著者略歴◆
横山 勲(よこやま つとむ)
河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。
執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。
取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。
自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第29回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した。


【目次】

内容説明

福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成した一冊。

目次

第一章 疑惑の救急車
第二章 集中報道の舞台裏
第三章 録音データの衝撃
第四章 創生しない地方
第五章 雑魚と呼ばれた議員たち
第六章 官民連携の落とし穴
第七章 自治の行方

著者等紹介

横山勲[ヨコヤマツトム]
河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第二九回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

64
(2025-110)「企業版ふるさと納税制度」を使い、企業と自治体、それを仲立ちするコンサルが一体となって行った地方創生事業。その不可解な利益還流システムを取材した河北新報。小さな自治体を狙い打ちして公金を吸い上げる「過疎ビジネス」の実態。地方自治体の人手不足、知識不足に目を付けた行政機能のアウトソーシングだが、その実態は自治体の乗っ取り。元となった記事は「新聞労連ジャーナリズム大賞」を受賞している。新聞は「オワコン」とも言われているが、こうした丁寧な取材はやはり新聞でしかできないだろう。★★★★2025/08/02

うえぽん

53
地方紙記者が新聞労連ジャーナリズム大賞受賞の連載記事を基に執筆。主体性なき官民連携の落とし穴、地方創生の不都合な真実を記したものだと言う。過疎町村が「行政機能をぶんどる」コンサルの言いなりに事業を進めたこと、関係企業による事業の受注を「公平公正な入札契約」を条件に認める寄附金制度の下で、そうでない契約により悪用されるリスクがあったこと、チェックをすべき議会やメディアが無関心だったこと等により「寄附金還流」が生じたと解説。結局町長交代、計画認定取消に至ったが、同様の環境にある自治体は他山の石とすべきだろう。2025/08/13

ヤエガシ

4
話題になっていると聞いたので読んでみました。 地方自治体への企業版ふるさと納税を利用して、コンサル会社が金儲けを企んでいたのが、新聞社の取材で明らかになったという話なんですが、問題視されているコンサル会社とは別のところにも、いろいろなことがありそう。2025/08/14

青鷺

4
衝撃的な帯から手に取ったが、その内容は思っていた以上にひどく、小さな自治体を狙い撃ちにして公金を吸い上げる「過疎ビジネス」は、地方の問題を浮き彫りにしていた。高齢化、人口減という現実の中、いかにダウンサイジングしていくのか皆が考える必要がある。2025/08/10

ぬにぇ

2
国・省庁(および都道府県)の甘い制度設計と予算をばら撒くのみで妥当なサポートとチェックを行わない姿勢、限界状況につけ込まれモラルハザードを起こした自治体首長と職員、公金を食い潰し自社の利益のみを追求する民間技業(そしてチェック機能を果たせないマスコミと議会、自治体業務に意識を払わない住民)… 日本が抱え続けた問題が煮凝りになったかのような事件だ。 どの立場にいる人間であっても、この本を読めば自戒を求められる。2025/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22727588
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品