集英社新書ノンフィクション<br> 荒野に果実が実るまで―新卒23歳アフリカ駐在員の奮闘記

個数:
電子版価格
¥1,243
  • 電子版あり

集英社新書ノンフィクション
荒野に果実が実るまで―新卒23歳アフリカ駐在員の奮闘記

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年10月20日 10時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213676
  • NDC分類 333.845
  • Cコード C0225

出版社内容情報

不可能と言われたウガンダ灌漑プロジェクト。
23歳若者の挑戦
大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した筆者は、深刻な飢えに苦しむ住民たちの命の危機に直面。
絶望的な状況を前に、住民たちがこの荒野で農業を営めば、胃袋を満たすことができるのではないかと思い立つ。
天候とのたたかいや政治家たちの妨害など、さまざまな困難に直面する筆者。
当時の手記を元に援助屋のリアルを綴った奮闘記である今作は、2024年第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作にも選ばれる。
「不可能なんて言わせない」、飢餓援助の渦に飛び込んだ23歳が信じた道とは?

●著者:田畑勇樹(たばたゆうき)
1998年、大阪府生まれ。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。
同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。
海外事業部職員としてウガンダに駐在。
2024年、第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。
現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事。

内容説明

大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した著者は、深刻な飢えに苦しむ住民たちの命の危機に直面。絶望的な状況を前に、住民たちがこの荒野で農業を営めば、胃袋を満たすことができるのではないかと思い立つ。天候とのたたかいや政治家たちの妨害など、さまざまな困難に直面する著者。当時の手記を元に援助屋のリアルを綴った奮闘記である今作は、2024年第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作にも選ばれる。「不可能なんて言わせない」、飢餓援助の渦に飛び込んだ23歳が信じた道とは?

目次

序 飢餓の大地に立つ
第一章 援助という世界の洗礼〈2023年2月~3月〉
第二章 自然とともにある暮らしを守るために〈2023年4月~6月〉
第三章 住民の変化に寄り添いながら〈2023年7月~9月〉
第四章 絶望を超え、歓喜の収穫へ〈2023年10月~12月〉
第五章 希望の畑に咲く笑顔〈2024年1月~2月〉

著者等紹介

田畑勇樹[タバタユウキ]
1998年、大阪府生まれ。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。海外事業部職員としてウガンダに駐在。2024年の第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

97
(2025-125)大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した著者。深刻な飢えに苦しむ住民たちの姿を見て、彼らを救う為に始めた灌漑プロジェクト。貧しく治安が悪いカラモジャ地域。本当のニーズは銃ではなく食料だ。撒くのは銃弾ではなく、穀物の種だ。飢餓の村での食料援助も必要なことではあるが、本当に必要なのは彼らが継続して自立できることだ。何もなかった大地に生活の糧となる農場が広がる。大学を卒業したばかりの若者がよくここまでできたものだと思う。素晴らしいの一言。文句なしの五つ星です。★★★★★2025/08/21

Book & Travel

23
大学卒業後、NPOに入ってウガンダに渡り、飢餓に苦しむカラモジャ地方での農業普及を進める著者。様々な困難に直面しながら、現地の人々と共に灌漑設備を作り、農地を拓いていく熱い奮闘記で読み応えがある。その一方で、紛争と武器提供による治安の悪さ、食糧支援への依存、「日当」目当てに集まる現地役人たちといった、アフリカと食糧支援の闇についても語られる点、とても興味深く読んだ。強い使命感と問題意識、リーダーシップ、現地人との交渉力など、壁にぶつかり悩みながら活動を進める中に垣間見える著者の頼もしさも印象に残った。2025/10/16

とも

17
飢えに苦しむアフリカの地、ウガンダ。NPOの23歳の青年が現地人の手による野菜作りプロジェクトに挑む。今年読んだノンフィクションでは断トツ。 援助への依存、腐りきった政府や役人との戦い。飢餓に苦しむ現地人も援助に頼り切っており「私たちは貧しいんだ。まず食料がほしい」と。そういった住民の自立。 頑張りました成功しましたの美談ではない。よく「魚を与えるより、釣り方を教えよ」というがいかにそれが困難かをえぐ味を交えて描いている。 これは読んだほうがいいですよ。2025/06/29

Inzaghico (Etsuko Oshita)

9
バッタ博士などのように、若い人が何かを成し遂げる話が好きだ。本書は京都大学農学部を卒業してNPOに就職し、上司とピザを食べながら雑談していたら1週間後にウガンダに行くことになった。この機動力と柔軟さがNPOだな、と思う。前例ややらない理由やできない理由を蹴飛ばして、いいと思ったら即実行。 自ら「援助屋」を名乗る著者は、住民がこれからもずっと野菜を収穫して食べていけるように、そして現金収入も得られるように、在来種の種をまき、作物を育てることを教える。若書きだが、志と情熱がページの端々から伝わってきた。2025/10/11

宇宙猫

8
★★★★ アフリカや途上国の苦労話の定番、役人がのらりくらりと動いてくれない、業者が約束を守らなかったりお金を持ち逃げするなどが、この本でもテンコ盛りで苦労がしのばれる。悔しさも憤りも抑えて、人々の生活や命までもが掛かっているという思いで、理不尽さに冷静に対処していく忍耐力には恐れ入る。2025/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22677550
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品