出版社内容情報
不可能と言われたウガンダ灌漑プロジェクト。
23歳若者の挑戦
大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した筆者は、深刻な飢えに苦しむ住民たちの命の危機に直面。
絶望的な状況を前に、住民たちがこの荒野で農業を営めば、胃袋を満たすことができるのではないかと思い立つ。
天候とのたたかいや政治家たちの妨害など、さまざまな困難に直面する筆者。
当時の手記を元に援助屋のリアルを綴った奮闘記である今作は、2024年第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作にも選ばれる。
「不可能なんて言わせない」、飢餓援助の渦に飛び込んだ23歳が信じた道とは?
●著者:田畑勇樹(たばたゆうき)
1998年、大阪府生まれ。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。
同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。
海外事業部職員としてウガンダに駐在。
2024年、第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。
現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事。