出版社内容情報
文化交流で日韓関係は改善するのか?
K-POPや韓流ドラマへの関心の高まりが、隣国関係を変えていくのか。
”文化”という新たな眺めから、日韓関係の現在・過去・未来を考察する。
〇韓国で吸引力がある東野圭吾や江國香織などの小説
〇失敗と過ちを認めるBTSへの評価
〇韓流は韓国政府の主導で人為的に作られた?
〇不買運動参加も訪日客も20代が最多
〇外交関係に左右される紅白歌合戦のK-POP組出場数
〇「K-POP好きこそ日韓関係に向き合っている」
〇「韓流好きの日本人が多いから日韓関係は大丈夫」は本当か? etc.
■内容紹介
文在寅政権下で「戦後最悪」の日韓関係といわれた一方で、日本ではK-POPやテレビドラマといった韓国文化が爆発的な人気を博していた。
尹錫悦政権ではシャトル外交が始まり、文化への熱狂はますます高まっていく。
その中で、韓国文化好きが増えれば日韓関係は改善するだろうという声が聞こえ始める――。
本書は、文化と政治という側面から日韓関係の変化を多角的に分析。
韓国における日本アニメ・文学の普及や韓流ファンが抱える葛藤、韓国の日本製品不買運動、BTSの騒動、日韓世論の変容などの状況を通じて、日韓関係の未来と文化交流の価値に迫る。
■目次
第1章 冷たい外交関係の時期と日韓間の大衆文化交流
第2章 若者の「違和感」と日韓関係
第3章 「政治の韓国」の中の日韓文化接触
第4章 外交の現場から見た日韓関係の「復元」
第5章 文化か外交か
■著者プロフィール
小針 進 (こはり すすむ)
1963年、千葉県生まれ。
朝鮮半島地域研究者。
外務省専門調査員などを経て、静岡県立大学教授。
著書に『韓国と韓国人』『日韓交流スクランブル』、編著に『崔書勉と日韓の政官財学人脈』など多数。
大貫 智子(おおぬき ともこ)
1975年、神奈川県生まれ。
毎日新聞ソウル特派員、論説委員などを経て、韓国紙・中央日報東京特派員。
『愛を描いたひと イ・ジュンソプと山本方子の百年』で第27回小学館ノンフィクション大賞。
内容説明
文在寅政権下で「戦後最悪」の日韓関係といわれた一方で、日本ではK‐POPやテレビドラマといった韓国文化は爆発的な人気を博していた。尹錫悦政権ではシャトル外交が再開し、文化への熱狂はますます高まっていく。その中で、韓国文化好きが増えれば日韓関係は改善するだろうという声が聞こえ始める―。本書は、文化と政治という側面から日韓関係の変化を多角的に分析。韓国における日本アニメ・文学の普及や韓流ファンが抱える葛藤、韓国の日本製品不買運動、BTSの騒動、日韓世論の変容などの状況を通じて、日韓関係の未来と文化交流の価値に迫る。
目次
第1章 冷たい外交関係の時期と日韓間の大衆文化交流(国境を越える大衆文化と韓流(小針)
コロナ禍で見た韓流ブームと日本での特異な現象(小針))
第2章 若者の「違和感」と日韓関係(文化と政治をめぐる日本の大学生の葛藤(小針)
韓国文化好きが増えれば歴史問題はなくなるのか(大貫))
第3章 「政治の韓国」の中の日韓文化接触(消えた「NO JAPAN」と韓国の若者(大貫)
韓国社会の分断と「親日フレーム」(小針))
第4章 外交の現場から見た日韓関係の「復元」(時の政権への忖度と地方自治体交流(小針)
永田町のムード変遷と決定的だった尹大統領の本気度(大貫)
「陰の主役」中国存在(大貫))
第5章 文化か外交か(文化交流の活性化には外交関係の安定化を(大貫・小針)
それでも文化交流・人的交流は重要だ(小針・大貫))
著者等紹介
小針進[コハリススム]
1963年、千葉県生まれ。朝鮮半島地域研究者。外務省専門調査員などを経て、静岡県立大学教授
大貫智子[オオヌキトモコ]
1975年、神奈川県生まれ。毎日新聞ソウル特派員、論説委員などを経て、韓国紙・中央日報東京特派員。『愛を描いたひと イ・ジュンソプと山本方子の百年』で第27回小学館ノンフィクション大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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