出版社内容情報
上手い文章とは、どういうものなのか?
これから文章を学ぼうとする人への、このうえない入門書
【推薦コメント】
伯樂あって名馬世に出る。編集者=伯樂というメティエの創造性。
本書著者自身の「書く力」が、それを実証する。
──樋口陽一氏(憲法学者・『「憲法改正」の真実』『リベラル・デモクラシーの現在』)
面白い本、勉強になる本、そしてそれ以上に素晴らしい本。
あらためて加藤周一の凄まじいまでの思考と文章力に感嘆すると同時に、著者の読み巧者ぶりに感銘を受けた。
──仲野徹氏(生命科学者・『こわいもの知らずの病理学講義』『からだと病気のしくみ講義』)
【おもな内容】
戦後日本を代表する思想家・加藤周一は、平凡社の『世界大百科事典』編集長を務めた知識人であり、海外の20を超える大学で教鞭を採った国際人でもある。
著書は300冊以上。
名文家として知られるが、その短文は簡にして要を得た珠玉の文である。
本書では、厖大な作品群から現代日本語の精髄ともいうべき短文を厳選。
「読点」「起承転結」「三点整理」「比較対照」「比喩表現」など24項目を採りあげ、文章を書くうえでの心髄に迫った。
【目次】
まえがき
第1部 基礎編
文は短く/読点は雄弁だ/見ることが基本/五感でつかむ/経験を通して考える/主題を設定する/起承転結をつくる/文章に構造を与える
第2部 実践編
むつかしいことをやさしく/論点は三点に絞る/強調で論点は明確に/鮮やかな比較対照/大局観と細部への眼/例示は秩序立てて/具体と抽象の往復/現在と歴史の往還/比喩がもつ説得力/諷刺諧謔で真実を/否定による肯定/確率表現を的確に
第3部 応用編
紹介文/追悼文/書評文/鑑賞文
あとがき
【著者略歴】
鷲巣 力 (わしず・つとむ)
編集著述業。
1944年東京都生まれ。
東京大学法学部を卒業後、平凡社に入社。
林達夫、加藤周一らを担当し、雑誌『太陽』編集長を務め、同社取締役に就く。
退任後は立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在同研究センター顧問。
著書に『加藤周一はいかにして「加藤周一」となったか』(岩波書店)、『公共空間としてのコンビニ』(朝日新聞出版)、『自動販売機の文化史』(集英社新書)など多数がある。
内容説明
戦後日本を代表する思想家・加藤周一は、平凡社の『世界大百科事典』編集長を務めた知識人であり、海外の二〇を超える大学で教鞭をとった国際人でもある。著書は三〇〇冊以上。名文家として知られるが、その短文は簡にして要を得た珠玉の文である。本書では、厖大な作品群から現代日本語の精髄ともいうべき短文を厳選。「読点」「起承転結」「三点整理」「比較対照」「比喩表現」など二四項目を採りあげ、文章を書くうえでの心髄に迫った。これから文章を学ぼうとする人には、このうえない入門書である。
目次
第1部 基礎編(文は短く―“通い慣れたところ”;読点は雄弁だ―「「美」について」;見ることが基本―「『上野毛雑文』あとがき」 ほか)
第2部 実践編(むつかしいことをやさしく―「嘘について」;論点は三点に絞る―「土着文化または『萬葉集』の事」;強調で論点は明確に―「堀辰雄愛読の弁」 ほか)
第3部 応用編(紹介文―「丸山眞男」;追悼文―「福永武彦の死」;書評文―「文は人なりまたは『ラッセル自伝』の事」 ほか)
著者等紹介
鷲巣力[ワシズツトム]
編集著述業。1944年東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、平凡社に入社。林達夫、加藤周一らを担当し、雑誌『太陽』編集長を務め、同社取締役に就く。退任後は立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在同研究センター顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐倉
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Kano Ts
蘇我クラフト
norio sasada