出版社内容情報
福原 裕二[フクハラ ユウジ]
著・文・その他
吉村 慎太郎[ヨシムラ シンタロウ]
著・文・その他
内容説明
二〇〇二年、米国ブッシュ大統領の一般教書演説で「悪の枢軸」と名指された北朝鮮とイラン。負のイメージで覆われた二つの国家は、なぜ「核」問題を通じて既存の国際秩序に抗い、二〇年後の現在もなお、世界の安全保障の台風の目であり続けるのだろうか?本書は、長年にわたって現地調査を行い、両国の「素顔」を知悉する専門家がタッグを組み、その内在的な論理に接近した注目の論考である。核兵器拡散の脅威が日々高まるなか、負のレッテルの向こう側にある「正体」の理解抜きに、混乱を極める国際政治の将来は語れない。
目次
第1部 北朝鮮の「正体」―メタ・フィクションな国家・社会(内部で何が起きているのか?;理想と現実のズレ;核問題の展開;北朝鮮にとっての「安全の保障」;「悪の枢軸」の亡霊からの解放)
第2部 イランの「正体」―米・イ対立の展開を中心に(現代史に見るイランの抵抗と挫折;革命下のイランと「大悪魔」米国;米国の政策とイラン―深まる不信感と敵意;イランの「党派対立」と米国―九・一一から「悪の枢軸」発言へ;「核兵器開発」疑惑の変転とイラン ほか)
著者等紹介
福原裕二[フクハラユウジ]
1971年生まれ。島根県立大学教授。専門は、朝鮮半島の政治・外交
吉村慎太郎[ヨシムラシンタロウ]
1955年生まれ。広島大学名誉教授。専門は、イラン近現代史、中東国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masakazu Fujino
Satoshi
くらーく
お抹茶