集英社新書<br> 韓国カルチャー―隣人の素顔と現在

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集英社新書
韓国カルチャー―隣人の素顔と現在

  • 伊東 順子【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087211993
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?

韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は? 
一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?
挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は? 

本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。
近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。

【主な内容】
・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?
・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ
・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム
・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」
・性的マイノリティと梨泰院
・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない
・財閥ファミリーの結婚
・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」
・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?
・自分が属するステータスを表す「住まい」
・チョンセの起源とその功罪

【著者プロフィール】
伊東順子(いとう・じゅんこ)
ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』」(皓星社)を創刊。
著書に、『もう日本を気にしなくなった韓国人』(洋泉社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)等。

内容説明

韓国カルチャーが世界で人気を博している。その理由は、それらが韓国社会の“いま”を巧妙に映し出す鏡であるからだ。近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。

目次

小説と映画、それぞれの凄絶『82年生まれ、キム・ジヨン』―憑依する「恨」、フェミニズムの時差と逆転、母は清渓川で働いていた
成長物語としての、ドラマ『サイコだけど大丈夫』―治癒のための韓国料理、家族と戦争のトラウマ、「クレメンタインの歌」の謎
北朝鮮の人々は『愛の不時着』を見たのだろうか?―北朝鮮における韓流、過去と現在
韓国ドラマ・映画と北朝鮮―「北のヒーロー」、その系譜 映画『南部軍』からドラマ『愛の不時着』まで
『梨泰院クラス』(1)―ダイバーシティとしての梨泰院 レインボーカラーが交差する街で見た夢
『梨泰院クラス』(2)―基地の街から外国人労働者の街へ 私にとっての梨泰院
映画『ミナリ』―これまでとは少し違った「韓国系移民の物語」受賞の喜びと、さまざまな感想
光州は世界をつなげる―パク・ソルメ著『もう死んでいる十二人の女たちと』と映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』、そして白竜、高橋悠治、富山妙子の世界へ
韓国の財閥とは?―ドラマ『Mine』から、そのリアルに迫る
なぜ、ドラマ『SKYキャッスル』が韓国を知るうえで重要と言われるのか?―「上級階級の妻たち」がモンスター化する、その理由
『賢い医師生活』で知る、韓国の人々の幸福感や倫理観―頑張ってきた自分は、次は何に頑張ればいいのだろう?
チョンセと再開発―不動産階級社会としての韓国 ドラマ『賢い医師生活』、映画『パラサイト 半地下の家族』、小説『こびとが打ち上げた小さなボール』、小説『野蛮なアリスさん』

著者等紹介

伊東順子[イトウジュンコ]
ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち―韓くに手帖』(皓星社)を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おかむら

29
韓ドラ、韓国映画、韓国文学をもっと楽しむためのリアル韓国事情解説。映画は「ミナリ」「パラサイト」「82年生まれキムジヨン」「タクシー運転手」など。ドラマは「愛の不時着」「サイコだけど大丈夫」「梨泰院クラス」「mine」「SKYキャッスル」「賢い医師生活」など。見たやつか見たいやつばかり。ネタバレを巧妙に避けてくれてるので安心。北朝鮮では「オッパ」は「変態的な傀儡の言葉」だそうだよ。へえー! 2022/04/05

cao-rin

27
なんだかんだ言って、自分の中では冬ソナ辺りからずっと韓流ブームに浸っている。でもどれだけ韓国の事を知っていたかな?この本を読んで知らなかった事、ベトナム戦争への参戦、1987年迄続いてきた独裁軍事政権、財閥と富裕層の違い、不動産事情等々…ドラマや映画、書籍を紹介しつつ韓国のそういった知られざる文化を分かりやすく説明してあり、益々隣国への興味が湧いてきた。良くも悪くも何てエネルギッシュでストレートなお国柄なんだろう!短期間での目覚ましい成長の理由が分かるような気がする。翻って日本の衰退ぶりが悲しい😔2022/01/31

二人娘の父

18
待ちにまった伊東さんの韓国情報のまとめ。コロナ禍でまさに私が見てきたドラマや映画の数々が、見事なキレ味の解説で深みを与えていただく。私的にずっと関心を持っている光州事件についての解説は、あらためて関連する作品を見直したくなった。またチョンセの実感的な記述も非常に興味深い。今後も日本と韓国をつなぐ活動をお願いします。2022/02/02

あまね

17
とても面白かったです。韓国&韓ドラがお好きな方は、是非にとオススメしたいです。『82年生まれ、キム・ジヨン』『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院グラス』『SKYキャッスル』等々、私も楽しんでいた(もしくは、これから見ようと思っている)作品に絡めて韓国の文化と歴史を書かれているためとても興味深く読むことができました。著者は1990年代から韓国にお住まいとか。やっぱり、肌感覚が違うなぁと思いました。2022/01/24

さとうしん

14
ドラマ、映画、文学作品から読み解く韓国の社会と文化。ドラマが「すぐに過去の物語」になるというあたり、韓国社会の変化の早さが読み取れる。韓国社会への批判もあるが、良い所にも触れているのが好感が持てる。また韓国と比較して日本社会への批判が盛り込まれているのも良い。本書のラストで「韓国について知れば知るほど、日本について何も知らなかったことに気付かされる」とあるが、外国の社会を知ることは日本社会の問題点に気付くことでもあるのだろう。2022/04/22

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