集英社新書<br> 最後の文人 石川淳の世界

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集英社新書
最後の文人 石川淳の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087211634
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0291

出版社内容情報

なぜ、今、石川淳なのか?

戦時下から戦後を生きた孤高の作家・石川淳の作品には、不自由への〈不服従〉、囚われからの自由を求める人の精神のありようが書き込まれている

◆内容◆
グローバリズムと新自由主義が世界を制覇しつつある今日、人々の自由はむしろ制限されつつあり、閉塞感や分断が拡大している。
今、なぜ石川淳なのか?
この孤高の作家を読み解くキーワードは「自由」。
古今東西の書物世界を軽快な「精神の運動」で往還した石川の姿勢は知的自由の体現であった。
だから、多くの知識人が戦時体制になびいた時代にも、石川は黙らなかった。
かくして作品の発禁後、石川は自由を求め江戸の世界に向かう。
石川作品には不自由に抗する不服従の精神が刻まれている。
本書は5名の識者の解説を通じ、その作品と「絶対自由」の世界に誘う。

◆主な内容◆
第1章 絶対自由を生きる 田中優子
第2章 石川淳の〈江戸〉をどう見るか 小林ふみ子
第3章 石川淳『狂風記』論――〈江戸〉がつなぐもの 帆苅基生
第4章 石川淳流〈不服従の作法〉―「マルスの歌」 山口俊雄
第5章 たとえば「文学」、たとえば「佳人」――総合的石川淳論の方へ 鈴木貞美 

◆執筆者略歴◆
田中優子(たなか ゆうこ)
法政大学前総長。著書に『江戸の想像力』(ちくま学芸文庫)他多数。
小林ふみ子(こばやし ふみこ)
法政大学教授。著書に『太田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』(岩波書店)等。
帆苅基生(ほがり もとお)
弘前大学助教。
山口俊雄(やまぐち としお)
日本女子大学教授。編著に『日本近代文学と戦争』(三弥井書店)。
鈴木貞美(すずき さだみ)
国際日本文化研究センター、総合研究大学院大学名誉教授。著作多数。

内容説明

グローバリズムと新自由主義が世界を制覇しつつある今日、人々の自由はむしろ制限されつつあり、閉塞感や分断が拡大している。今、なぜ石川淳なのか?この孤高の作家を読み解くキーワードは「自由」。古今東西の書物世界を軽快な「精神の運動」で往還した石川の姿勢は知的自由の体現であった。だから、多くの知識人が戦時体制になびいた時代にも、石川は黙らなかった。かくして作品の発禁後、石川は自由を求め江戸の世界に向かう。石川作品には不自由に抗する不服従の精神が刻まれている。本書は五名の識者の解説を通じ、その作品と「絶対自由」の世界に誘う。

目次

第1章 絶対自由を生きる(「天馬賦」に見る絶対自由;精神の運動と絶対自由 ほか)
第2章 石川淳の“江戸”をどう見るか(石川淳の“江戸”のはじまり;大田南畝への熱中 ほか)
第3章 石川淳『狂風記』論―“江戸”がつなぐもの(はじめに―現代の「八犬伝」;集英社と「狂風記」 ほか)
第4章 石川淳流“不服従の作法”―「マルスの歌」(繰り返し言及される「マルスの歌」;流行歌、映画、噂話―メディアを通じた総動員 ほか)
第5章 たとえば「文学」、たとえば「佳人」―総合的石川淳論の方へ(その存在;石川淳没後 ほか)

著者等紹介

田中優子[タナカユウコ]
法政大学前総長

小林ふみ子[コバヤシフミコ]
法政大学教授

帆苅基生[ホガリモトオ]
弘前大学助教

山口俊雄[ヤマグチトシオ]
日本女子大学教授

鈴木貞美[スズキサダミ]
国際日本文化研究センター、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

40
本書は、09年末に行われた石川淳関連のシンポジウム参加者により執筆された内容をまとめたもの。当方、昔『夷斎俚言』等の夷斎もの?に些か関心を持ち、文中の漢語が読めたと喜んでいた程度の読者。最初は、大学の先生は面白い小説でも難しく語るものかなと思わないでもなかったが、作家の生涯における江戸文芸・文人との関わりや「自由」を巡る作家の思い等について、作品の詳細な分析を通して記され、改めて作品の読み方を教えられる。巻末に、石川淳作品リストが挙げられていて、難しいけれど面白い夷斎先生の世界への格好な案内となっている。2022/05/04

shouyi.

5
石川淳について5人の学者が述べた書。象徴的手法で知られる石川淳。いうまでもなく小説家だが、随筆や評論もワクワクするほどにことばに力がある。この本は小説しか述べていないが、こちらもぜひ解説する続編を請いたい。2021/07/02

かずりん

5
クローバリズムと新自由主義が世界を覆い、閉塞感・分断・格差が拡大する中、本物の自由とやらはどこに求めればよいのか、精神的な自由(知的自由)「絶対自由」に向け「精神の運動」を重視する姿勢が大切だと説く。5名の識者がそれぞれ角度を変え石川淳の考え方に迫る。自分の位置から脱出して動いていくこの動きを「運動」「絶対自由」とする。江戸時代の蘭学者はまだ形の定まらない知識の断片にこずき回されながら、めっぽう面白いとする。どのような動きを作り出したか、どの動きにどう乗ったかに目を凝らすべきだと。目を覚まされる一冊だ。2021/06/08

Hiro

1
先日石川淳の長編をひとつ読んだだけの私に、本書はいささか難しかったと言わざるを得ない。石川と江戸文学の関わりを論じた前半は特にそう。だが独立不羈、自由と不服従を信条とする(というのも本書で知ったのだが)石川淳の著作をもっと読んでみたいという一心で最後まで読むことができた。狂風記やその他の短編群を語る後半の論説はどれも難解だが興味深く読んだ。アナロジーや対比やアイロニーに富むという石川の作品をこれから少しずつ読み解いていきたいと思う。2021/10/09

Go Extreme

1
絶対自由を生きる:天馬賦 精神の運動 江戸文化 江戸の方法 石川淳の〈江戸〉をどう見るか:江戸のはじまり 市井の学者たちの江戸研究誌 古典籍から発想する方法 あえての誇張・作為 南畝との距離と関係性 視座としての南畝 石川淳『狂風記』論―〈江戸〉がつなぐもの:現代の八犬伝 パロディーの創造性と批判性 古くて新しい人間観  石川淳流〈不服従の作法〉―「マルスの歌」:同調圧力に抗して たとえば「文学」たとえば「佳人」―総合的石川淳論の方へ:石川淳没後 江戸に留学 学識の構え 総合小説 精神の運動 たとえば佳人2021/07/17

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