集英社新書<br> 「定年後」はお寺が居場所

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集英社新書
「定年後」はお寺が居場所

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210422
  • NDC分類 185
  • Cコード C0236

出版社内容情報

食事や住まいの提供、再就職支援に看取りまで……。近年、お寺は葬式だけでなく、地域コミュニティの中核を担いつつある。30年以上、寺院と関わり続けてきた著者が、「居場所」としての寺を紹介する。




星野 哲[ホシノサトシ]
著・文・その他

内容説明

お寺は、葬儀やお墓参りのときに行く場所、もしくは観光で訪れるところといった印象がある。しかし近年、家でも会社でもない「居場所」を提供する場としてのお寺に注目が集まっている。人生のパートナーを見つける出会いの場、子育てサポートの場、退職後の再就職支援に、住まいの提供、看取りまで…。社会的に孤立する人々に寄り添うお寺が増えつつある。三〇年以上、お寺と関わってきた著者が、こうしたお寺の可能性に着目。過疎や少子化で寺院の消滅が叫ばれる時代に奮闘する僧侶の姿を通して、お寺が持っていた地域コミュニティの核としての機能を論じる。

目次

序章 寺は生きている人のためにある
第1章 出会いの場としての寺
第2章 子育ても、寺で
第3章 人の悩みに寄り添う寺
第4章 人生の終末を支える寺
終章 居場所としての寺に出会うには

著者等紹介

星野哲[ホシノサトシ]
立教大学社会デザイン研究所研究員。朝日新聞記者を経て独立。墓や葬儀の変化を通して見える家族や社会の変質に興味を抱き、取材・研究を続ける。終活関連分野全般、特に人生のエンディングを社会でどう支えるかに関心があり、その中で社会的リソースとして寺院の役割に着目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃとら

62
図書館本。内容は良いのに題名が悪い👎地域のお寺のあり方を書いている。貧困の子供たちに、お寺の供物を「おさがり」。お悩み相談、寺子屋、婚活、保育園などなど。地域に根差した寺ならではのコミュニケーションスペースとしての活動を紹介。ドラッカーがNPOの原点は日本の寺にあると言ったとか。高級車がずらりと止まっている寺もあるが、檀家が減り存続できなくなる寺もある。是非、地域に根差した寺になってほしいものです🙏2020/02/02

ryohjin

5
お寺の地域での取り組みが紹介されています。地域のコミュニケーションの拠点として、福祉や相談の活動は、既存の制度のすき間を埋めていくためにも、さらに広がりをもっていけばよいのではないかと感じました。。2022/04/22

Yoshie S

3
「定年後」だけではないエピソードが満載なのに、なぜこのタイトル? 寺ヨガや瞑想に参加したことがあるが、悉く中止になってしまった。 読んでみると、コミュニティとしての機能をもっているお寺がたくさん存在しているよう。「寺子屋ブッダ」「まいてら」は覗いてみようと思う。2021/07/10

skr-shower

2
パラパラと。檀家寺が目の前なので馴染みがある場所。サードプレイスや、本来の信仰の場としてのセーフティネットに活用出来たら良いのだろうな。タイトル改変の方が売れると思います。2021/08/16

カエル子

2
お寺ビジネスを考える機会に備えての予習その2。お寺さんの生き残りをかけた取り組みが数々紹介されていて勉強になった。いずれも「生き残りをかけて」るつもりがないところがポイント。寺という場や立場を地域住民のためにどう活用すべきかを考えてこその結果なのだ。「毎月150万円の持ち出し」で続けられるってどういうこと?とも思ったけれど…。どの取り組みも多かれ少なかれの赤字らしいが、そのままではサスティナブルではない。どうすれば寺も住民もそして行政もが笑顔になれるだろう?マジで難しい問題。ホント「定年後」要らないし笑。2021/08/12

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