集英社新書<br> 権力と新聞の大問題

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集英社新書
権力と新聞の大問題

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210378
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0231

出版社内容情報

メディアや記者クラブが守るのは言論の自由か、それとも取材対象の利益か。ファクラー氏と望月氏が権力を監視・チェックするジャーナリズム本来の役割と部族化する言論空間の問題点、展望を示す。




望月 衣塑子[モチヅキイソコ]
著・文・その他

マーティン・ファクラー[マーティンファクラー]
著・文・その他

内容説明

官房長官会見で記者として当然の質問を重ねることで、なぜか日本の既存メディアから異端視される東京新聞の望月記者。そんな「不思議の国・日本」のメディア状況を、彼女とニューヨーク・タイムズ前東京支局長マーティン・ファクラー記者がタブーなしで語りあう。政権とメディア上層部の度重なる会食や報道自粛の忖度など、問題は山積している。はたしてメディアや記者クラブが守るのは言論の自由か、それとも取材対象の利益か。権力を監視・チェックするジャーナリズム本来の役割と部族化する言論空間の問題点、新メディアの可能性などの展望を示す警世の一冊。

目次

第1章 権力に翻弄される報道メディア
第2章 メディアを自縛する「記者クラブ」
第3章 劇場化する記者会見
第4章 “闘う本性”を持つアメリカのメディア
第5章 アメリカのシナリオで強権化する安倍政権
第6章 政権のメディア・コントロールの実体
第7章 政権批判がメディアを活性化する
第8章 ネット時代における報道メディアの可能性
第9章 権力から監視される記者たち

著者等紹介

望月衣塑子[モチズキイソコ] [Fackler,Martin]
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞

ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン]
1966年、アメリカ合衆国アイオワ州生まれ。ニューヨーク・タイムズ前東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

24
日本の報道機関が危機的なのは、国連からきた人からの指摘もあった。小さな新聞記事で見つけたが、重大な指摘だ。本物のジャーナリズムとは権力の監視であり、おかしいと思ったことは追及するべきであるのに、日本は忖度する。国連から派遣された方は、権力に反した報道をすると殺されるなどということはないのだが、そういう報道はしにくくしてしまうとその後取材拒否などがあり非常にやりにくいという、曖昧で報告しにくいと述べる。望月さんはごく普通の記者であるのに、追求されて困る官邸からは、おかしな人というレッテルが貼られる日本。2019/10/13

さきん

21
権力におもねないと特ネタを掴められない取材力、被取材側としても、面倒は起こされたくないので、情報出すのは昔から慎重。良質のネタを健全な方法で掴むためには、内側の協力者を何十年にもわたって気付いていかないといけなし、批判や提案も筋がまず通っていないといけない。よくNHKを含めたマスメディアが公平な放送と宣うが、何をもって公平かということが絶対定義できないが故に、政府にも、情報発信者にも内容を左右されてしまう。国営放送でも反政府でも、LGBTでも、企業でも聞き手としては、常に違う角度からの視点を得たい。2020/07/05

0607xxx

15
日米のジャーナリズムを比較しながら、日本のメディアの問題を語り合う。勉強不足で知らない事も多かったが、日本のメディアが危機的状況にあるという事は、しっかりと伝わった。もうちょっと政治に関心を持とうと思う。2019/08/31

ふっかー復活委員長

15
オバマ元米大統領が諜報に対して神経質で、国民の監視を強めていたことは『スノーデン』の映画を観ると改めて感じられる。それだけ摘発の精度が上がったとも言えるが、どれだけ人々のプライバシーを脅かすのか...という疑念は当然ある▼また、オリバー・ストーンの映画『すべての政府は嘘をつく』で紹介されていたように、ジャーナリストの育成、連携は日本でももっと深まればいいなと思う。(これは自分の偏見に過ぎないが)読み手は記者をリスペクトしていないし、世代・立場が違う記者同士もダメ出し合戦の多い印象があるので...2018/09/20

ophiuchi

15
TwitterのTLに望月記者と菅官房長官のやり取りが流れてくるが、ほとんど何も答えない官房長官を放置している記者クラブの記者たちに絶望するばかり。この先これが3年も続くかもしれないと考えると無力感に襲われる。2018/10/09

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