出版社内容情報
錦織圭ら超一流テニス選手の事例を中心に、肉体と脳との具体的な関連を解き明かす。また、トラウマ、イップスなど、いわゆる「メンタル」の問題にも新たな視点を提示する。
内容説明
脳は、肉体を動かす司令部である。一流アスリートの驚異的なパフォーマンスは、脳との絶妙な連携によって可能となる。アスリートたちの厳しい練習は、肉体だけでなく、脳を鍛えるプロセスなのだ。本書は、錦織圭をはじめとする超一流テニス選手の事例を中心に、運動=肉体と脳との具体的な関連を解き明かす。スポーツの現場で集めた証言と、神経行動学の最新の知見が結び合わされることで、脳と肉体をめぐる知られざるメカニズムが明らかになる。また、トラウマやイップスなど、いわゆる「メンタル」の問題にも新たな視点を提示する。
目次
第1章 脳とは何か
―鍛えられ、変化し、強化される司令部(脳の探検家によるマップ作製と、ホムンクルスの発見;脳の基本構造 ほか)
第2章 脳に生まれるプログラム―練習とモチベーション(反復練習で脳にセットされる“プログラム”;デリバレートプラクティス(計画的な訓練) ほか)
第3章 脳が肉体を裏切る時―トラウマやイップスはいかに克服すべきか(18歳の大坂なおみを襲った突如の「精神的崩壊」;チョーキング―無意識から意識への逆行 ほか)
第4章 世界を知覚する力―未来を知り、次の世代へ手渡すトーチ(早期教育は能力を決めるのか?;チャンキング―未来を知る力 ほか)
著者等紹介
内田暁[ウチダアカツキ]
スポーツライター。テニスを中心に取材し、専門誌「スマッシュ」や各種WEB媒体に寄稿
小林耕太[コバヤシコウタ]
同志社大学生命医科学部医情報学科准教授。専門は神経科学、神経行動学。2004年より、カリフォルニア大学ロサンゼルス校博士研究員、08年に同志社大着任。感覚運動制御の神経機構を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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