集英社新書<br> 安倍官邸とテレビ

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集英社新書
安倍官邸とテレビ

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208306
  • NDC分類 070.14
  • Cコード C0231

出版社内容情報

NHK人事への介入、選挙報道に対する要請、番組内容に関する事情聴取、放送法の解釈をめぐるBPOとの対立、「電波停止」への言及などについて解説し、政権に翻弄されるテレビ報道の実態を示す。

内容説明

安倍官邸は、時にはハードに、時にはソフトに、さまざまな手管を駆使しながら「免許事業」であるテレビ局を揺さぶり続けている。NHK人事への「介入」、選挙報道に対する「お願い」、番組内容に関する呼びつけと事情聴取、各局経営幹部との頻繁な会食、総理出演局の露骨な選別、放送法の解釈をめぐるBPOとの対立、スポンサーへの圧力を広言する議員、「キャスター個人攻撃」の意見広告、「電波停止」に言及する大臣―などについて解説し、政権に翻弄されるテレビ報道の実態を示す。

目次

第1章 自民党とテレビ(言論弾圧の歴史;日本国憲法と放送法 ほか)
第2章 安倍晋三氏とテレビ(初当選から第一次安倍政権まで;第一次安倍政権でのメディア対応)
第3章 NHKと民放(NHKの「政治的背景」;歴代会長と自民党との因縁 ほか)
第4章 第二次安倍政権によるメディア介入(メディアの選別;NHK籾井体制をめぐる諸問題 ほか)
第5章 「表現の自由」は誰のために(そして誰もいなくなった?;テレビは「オワコン」か ほか)

著者等紹介

砂川浩慶[スナカワヒロヨシ]
1963年、沖縄・宮古島生まれ。立教大学社会学部メディア社会学科教授。早稲田大学卒業後、86年に民放連職員となり、放送制度、著作権、地上デジタル業務などを担当。2016年より現職。研究テーマは放送を中心としたメディア政策・法制度、放送ジャーナリズム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

20
権力者がメディアを抑え込もうとするのは、今に始まったことではないが、こと安倍政権に至っては、常軌を逸している。本書は、その安倍政権によるメディア介入の歴史を、安倍晋三が初当選する1993年辺り(椿発言)から追っている。70頁。NHK番組改変事件。安倍は政治介入をしていないと言うが、当時の放送局長曰く、安倍が放送総局長を呼び出して言った言葉は「只では済まないぞ。勘繰れ」であり、「“作り直せ”と言えば圧力になるから“勘繰れ”と言ったのだ」とのこと。また番組改編に海老沢勝二会長の指示があったことも明かされている2016/08/25

坊っちゃん

14
★★★★ 再読。 多くのデータや事例を提示しつつ、現(安倍)政権のマスコミへの異常とも言える圧力の実態を浮き彫りにする良著。と同時になぜ圧力に屈するのか、NHKや民放などの弱点も指摘している。自民党がマスコミへ政治介入するのは今に始まった事ではないにしても、安倍晋三が森内閣の内閣官房副長官時代に行ったNHKのドキュメンタリー番組放送の中止要請(結果的に番組内容が改変され、後に番組担当プロデューサーが内部告発)から始まる現在までの圧力の数とそのやり方には呆れるばかりだ。(コメント:2020/02/03)2020/02/03

うろん

5
自分にできることは、賛否双方の立場の報道を見聞きすることしかないのだろうか。総合週刊誌を出版している大手出版社がどちらの立場なのかも書いてあればもっと良かった。しかし、オワコンと言われている新聞、テレビに対して圧力をなぜかけているのだろう。臣民は寄らしむべし知らしむべからずが、まだまだ生きているのだな。2016/06/05

しんすけ

3
田舎ヤクザの三下のような男に、なぜ総理が務まるのだろうか。日本の総理とは程度が低いものだからと云ってしまえばそれだけだが、異常心理分析のテーマとしては興味深い。本書でその根拠なるものを探してみたが得るものは少なかった。だが興味深い記述はあった。現総理が低能であることは父親も認めていて、「使いものにならない」と岸井成格に漏らしていたらしい。これを知っているから総理は岸井を毛嫌いするのだろう。何れにしても、こんな低能が総理に収まっている現日本は、すでにファシズム社会になってしまったといって間違いない。2016/12/05

hk

3
著者をふくめたメディア関係者や知識人に常々うったえたいことがある。それは「貴方たちの軽挙妄動で『表現の自由』を掣肘する口実を統治機構側に与えないで欲しい。表現の自由というものはメディアや文化人だけの専売特許ではない、市井の庶民にとっても不断の努力で勝ち取った宝物なんだよ」ということだ。これだけでは抽象的で解りにくいだろうから、軽挙の具体例を書かせてもらいましょう。原告1万人超という史上空前の集団訴訟を起こされていたNHKが、今年1月の最高裁判決前まで、権力側に盾突くような報道が出来る道理がないじゃないです2016/07/23

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