集英社新書<br> 医療再生―日本とアメリカの現場から

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集英社新書
医療再生―日本とアメリカの現場から

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208177
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0236

出版社内容情報

数年前に巷間を賑わした「医療崩壊」はその後どのような道を辿ったのか。相次ぐ制度改革やアメリカ型医療の流入といった目まぐるしい変化を、日米における医療現場の比較から徹底考察する!

内容説明

医師不足や医療不信が同時多発的に拡大し、社会問題化した「医療崩壊」は、その後どのような道を辿ったのか。本書では、繰り返される医療事故をはじめ、「医療崩壊」後の日本医療が今なお抱える問題を、独自の職業観や医局運営術も交えながら検討し、米国での無給研究員時代より続く著者自身の実践から捉え直す。新医療事故調査制度や新専門医制度などの相次ぐ制度改革や、アメリカ型医療の流入といった目まぐるしい変化について、日米両国の現場で外科医療に携わった体験を交えて考察した一冊。

目次

第1章 米国医療の光と影(日本メディアがゆがめた実像;弱者を守れない保険制度 ほか)
第2章 日本の医療はなぜ崩壊したのか(医療崩壊=勤務医崩壊;医療に警察が介入する国 ほか)
第3章 外科医療はトキメキの宝庫(トキメキファインダー;最初のつまずき ほか)
第4章 意識改革で外科医局再生―トキメキと安らぎのある村社会(疲弊しきった外科医局;「血管外科」アピール活動 ほか)
第5章 日本医療の未来像(医療にインセンティブ制度はそぐわない;デバイス・ラグ問題 ほか)

著者等紹介

大木隆生[オオキタカオ]
1962年8月12日生まれ。東京慈恵会医科大学卒。医学博士。米アルバート・アインシュタイン医科大学付属病院血管外科部長および同大外科学教授を経て、東京慈恵会医科大学外科学講座主任教授、統括責任者。Best Doctors in NY、『Newsweek日本版』「米国で認められた日本人一〇人」「世界が尊敬する日本人一〇〇人」、『文藝春秋』「日本の顔」などに選ばれた経歴と多数の特許を有する外科医。高知県観光特使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

42
現場での著者の実感、エッセイに近い形なので、日本の医療実態のアカデミックな比較を求めて読む方には注意が必要である。個人的には日本の医療保険制度に関する本をもっと読んで知識を補強したい。2016/04/29

yahiro

6
あまり期待せずに読み出したのですが、良書でした。アメリカの病院に勤務した経験から、日本とアメリカの病院の実態、医療制度について切り込んだ意見が述べられています。両国はそれぞれで特殊な制度を採用しており、一長一短ありますが、それは社会的なバランスの上で成り立っていることであって、部分的にそれを採用しても全体は成立しません。しかし、訴訟社会であるアメリカが作り出した「性悪説に基づいた医療制度」も、合理的な面があり、興味深いです。一つ言えることは、人の命はお金では買えない、ということでしょうか。2018/07/08

coldsurgeon

6
医療の究極の目的は何かと問われたときに、医療者は、明確に答えることができるよう心の準備をしているべきである。医療再生のカギは、インセンティブではなく意識改革であると著者は説く。いい仲間との仕事は楽しいという意識が生まれるだけで、自分が変わり、人が集まり、地域医療現場そのもおが変わっていくのだろう。「衣食足りるまで夢を語るな」2016/07/27

jj

4
2016年刊。慈恵医大外科教授。米国アインシュタイン医科大学教授時代を含め、心臓血管外科手術に果たした功績を中心にその半生を語る。帰国後の医局のごたごた、製品開発の数々のエピソードは興味深い。それにしても米国医科大教授のサラリーが一億超といのは驚きだった。2019/10/13

タツヤ

4
血管外科の第一人者である大木隆生先生が、今日の医療問題とその処方箋について論じた本。日本とアメリカの両方の医療現場に立ったからこその見方や考え方が詰まっていてとても勉強になった。またこの本は自伝にもなっていて、医師として働いていく上での信念など、真似したいと思うところも多くあり、これから自分が医師として働いていく上での1つのモデルにもなった。2019/03/09

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