集英社新書<br> ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか―取材現場からの自己検証

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集英社新書
ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか―取材現場からの自己検証

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208139
  • NDC分類 070.16
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「イスラム国」事件以降、萎縮するメディアに危機感を募らせるジャーナリストたちが立場や媒体を超えて集結。海外取材最前線の体験を踏まえ、「誰かが“そこ"へ行かなければならない」と訴える。

内容説明

「イスラム国」による後藤健二氏、湯川遥菜氏の人質・殺害事件以降、「そんな危険な所へ行く必要があるのか」という世論に乗じて、政権は露骨な報道統制に踏み出し、メディアは萎縮してしまった。危機感に駆られたジャーナリストたちが、フリーランス、新聞社、通信社、テレビ局など立場や媒体を超えて本書に集結。海外取材の最前線に立ってきた体験を踏まえ、これまでの「事故」をシビアに自己検証し危険回避の具体的方策を提示するとともに、「それでも、誰かが“そこ”へ行かなければならない」と訴える。

目次

第1章 後藤健二氏の人質・殺害事件がもたらした影響
第2章 ジャーナリストは「戦場」でどう行動したのか(紛争地を抱える中東の事実を見る「目」の役割;“イスラム国”取材、その一部始終;戦場の人々を見つめるまなざし;通信社の記者は、最後まで残って取材を続ける;テレビの「危険地取材」はどう変わったか;危険地取材をテレビに売り込む)
第3章 戦争報道を続けるために―過去の事例から学ぶべきこと
第4章 米国メディアの危険地報道―日本との相違
第5章 危険報道とジャーナリスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リキヨシオ

31
危険地域を取材するジャーナリストが拘束されると、必ずどこからか自己責任論が発生する。自己責任という言葉はどこの国にも存在すると思うけど、日本では「自己責任論」=「国家や国民に迷惑をかけるな」=「ジャーナリストの取材規制」に繋がる珍しい世論が存在する。ジャーナリストとして生きている人達がいるからこそ「〇〇という独裁国家では軍事を優先させ国民が貧困に苦しんでいる」や「△△という国家では反政府組織の力が強くて危険地域もある」など当たり前の情報が伝わってくる。本当に怖いのはそんな当たり前の情報が伝わらなくなる事。2016/02/15

秋 眉雄

19
『何故、ジャーナリストは戦場へいくのか』ということについて戦場ジャーナリストの皆さんが考えを述べているかのような作りになっています。ですが、実は違うのではないか。これは受け手である僕に問うているのではないか。そう思いました。世界中で起きていること、戦争や紛争。戦場と危険地帯のその実態。それを自分は知るべきなのか、知らなくてもいいのか、どうでもいいことなのか。知りたいのか、知りたくないのか、どうでもいいことなのか。2017/12/13

りん

16
石丸さんの文章は不満は伝わってくるが海外取材の必要性が伝わってこない。内容は政府や世論への批判が多くケンカ腰な印象を受ける。言ってることは正しいかもしれないが(そう思えないところもあったが)訴えてこない。 それに対してその次の川上さんの文章は危険地での取材の必要性を訴えてきた。多くの部分は出来事、体験談などで自分の主張はその前後に短くまとめられている。安部公房の「猛獣の心に計算器の手を」を大学の過去問で読んだ時はよくわからなかったが少しわかったような気がした。2016/02/09

チェアー

15
なぜ記者が戦場にいくのかを、いろんな立場と経験を持った人がそれぞれの角度と視点から考えてみた本。いちばん腑に落ちた意見は、「記者は聖人でもなんでもなくて、それが生業だからやっている。戦場に行って現場を見たいからやっている。それで結果的に世の中がよくなるのだったらいい」という身の丈にあった声。「世の中を変えたいから、みなさんの代わりに戦場に行っているんです」と使命感ばりばりに言われても、それを見ている方は引くでしょ。記者が戦場で死ぬのは、漁師が海で死んだり、消防士が現場で亡くなるのとそれほど変わらないとも。2016/03/16

栗 餡子

10
本作を読んでいるまさにこの時、この国のジャーナリズムが時の政府の広報化し、呼応して自主規制を始め、異論の声を上げるのは海外メディアだけという背筋の寒い現状。こんな気骨のあるジャーナリストの方々を応援したいです。2016/02/28

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