出版社内容情報
気鋭のジャーナリストが自衛隊における経済的徴兵の歴史と現状、自衛隊員の海外派遣に伴う真のリスクを明らかにし、貧しい若者をカネと引き換えに戦場に送り込むこの構造的な“悪制"の裏側に迫る!
内容説明
安倍政権が強引な手法で安保関連法案を成立させ、集団的自衛権の行使に付随する「徴兵制」導入への不安が高まるなか、現憲法に反する強制的な兵役制度ではなく、グローバルに拡がる経済格差の余波を受けた貧しい若者たちを軍隊(自衛隊)に志願させる「志願制」、すなわち「経済的徴兵制」が水面下で進行している。本書では自衛隊における経済的徴兵の歴史と現状の詳説に加え、海外派遣に伴う本当のリスクを明らかにし、貧困にあえぐ若者がカネと引き換えに戦場に立たされる、この構造的な“悪制”の裏側に迫る。
目次
序章 「経済的徴兵制」の構図
第1章 徴兵制から「経済的徴兵制」へ―アメリカ・ドイツの場合
第2章 自衛隊入隊と経済格差
第3章 自衛隊「リクルート」史
第4章 「学校を開拓せよ!」―募集困難時代への対応
第5章 戦地へ行くリスク―イラクの教訓
第6章 「戦死」に備える精神教育
第7章 「政・財・軍」の強固なスクラム
著者等紹介
布施祐仁[フセユウジン]
1976年、東京都生まれ。ジャーナリスト。『平和新聞』編集長。福島第一原発で働く労働者を取材した『ルポイチエフ~福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店)にて平和・協同ジャーナリスト基金賞、日本ジャーナリスト会議によるJCJ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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香菜子(かなこ・Kanako)
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