集英社新書<br> 宇宙を創る実験

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宇宙を創る実験

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207682
  • NDC分類 429.2
  • Cコード C0242

出版社内容情報

ヒッグス粒子、超対称性粒子、暗黒物質……現在計画中のILC(国際リニアコライダー)が実現すれば、ノーベル賞級の課題が次々と解明される! 実験から導かれる宇宙の壮大な魅力が明らかに。

内容説明

素粒子を光速近くまで加速し衝突させる加速器実験。この実験で二〇一二年、世界最大の円形加速器=LHCの研究チームがヒッグス粒子を「発見」したことは記憶に新しい。本書で扱うILC(国際リニアコライダー)は、物理学の最先端の知を結集した、従来の円形加速器とは一線を画す直線型の最新加速器。日本での建設を念頭に進むこの計画が実現すれば、ビッグバンが再現され、宇宙最初期の状態が解明できる!宇宙最大の謎である暗黒物質や暗黒エネルギーなど、物理学の課題が次々と明らかになる、壮大な実験の全容に迫る。

目次

第1部 ILCが解き明かす宇宙の謎(宇宙と物質の「起源」を求めて;ヒッグス粒子はまだ正体不明;ILCが切り開く新しい物理)
第2部 加速器実験の魅力と謎(ヒッグス粒子を「発見」した加速器;国際的なチームワークによる新発見は平和の象徴;ILC実現までの道のり;新しい国際研究所はどうあるべきか;人類の「故郷」である宇宙の謎を知りたい)
第3部 最先端技術が結集したILC(加速器技術とその波及効果;超伝導技術と加速器;加速空洞の性能向上への努力;高品質のナノメートルビームを作るATF―衝突ビームの制御技術;加速器と測定器をつなぐMDIの役割;ILCの可能性を引き出す測定器;加速器産業を日本の成長戦略に)

著者等紹介

村山斉[ムラヤマヒトシ]
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)機構長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いずむ

15
ヒトはやがて本当に宇宙を作ってしまうだろう。こんな議論に触れていると、そう思う。ビッグバンはなぜ、どのように起きたか、という論争があるけれど、実はそれはヒトがこうした実験によって生み出したモノなのかもしれない。ボクらは宇宙の外側、つまり自らを生み出した存在、"神"と呼ばれるモノを追い求め、やがて自らの住む世界の内側に新たな宇宙を生み出し、そして自ら神になっていくんじゃないか、と。しかし、そうするとどうしても「最初の宇宙を誰が創ったか」という議論に戻って来てしまう。やはり最初は、「光あれ」だったのだろうか。2015/02/23

黒豆

6
加速器による宇宙の謎、ヒッグス粒子解明、ILC建設に向けた最前線がわかりやすく説明されている。MRIなど医療への応用、そして実験物理学者と理論物理学者との競争、補完関係などこれからのニュースが楽しみ、ILCが日本に建設されれば負担は大きいが波及効果も大きそう楽しみだが先の長い話でもある。2014/12/31

Ryuya Matsumoto

5
 技術的な話はほとんど理解できませんでした・・・。それでも、最先端の現場にいる方々の「熱」みたいなものは伝わってきました。興味深い分野です。もうちょっと勉強したら分かるようになるかな・・・。2016/01/17

スズツキ

4
SF小説の1ジャンル「宇宙創成」の現状について。どちらかというとその実験の詳細よりも施設をめぐる展望の方に紙幅が費やされてるかな。ILCの日本建設計画が大衆向けにあまり報じられていないなかではその情報を知るために良い本と言えるのではないでしょうか。2015/06/01

いけだのどん

4
ヒッグス粒子を実験で発見したのは欧州にあるCERNのLHCという1周27kmの円形加速器。本書で扱うILCはほぼ直線型で粒子をぶつける、LHCよりも精度の高いデータが得られると期待されているもの。それによりヒッグス粒子をより詳しく調べたり、さらに新しいものが見つかるかもしれない。その実験施設の有力建設地候補が日本の北上山地。素粒子物理学だけでなくその過程から生まれる技術も実用化されたりするので、もし日本に誘致されるならそのインパクトは大きい。2015/04/21

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