集英社新書
爆笑問題と考えるいじめという怪物

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206913
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0236

出版社内容情報

いじめによる自殺が社会問題となっている。なぜいじめは起きてしまうのか? いじめを起こさない学校を爆笑問題が突撃取材、さらに尾木ママ他の専門家と徹底討論! NHK人気特番、書籍化。

内容説明

子どもの自殺をきっかけに、過去に幾度となく、いじめは社会問題となっている。どうして悲劇は繰り返されてしまうのか。そもそも、なぜいじめは起きてしまうのだろう?いじめられたことのある子どもたちや、“いじめ”を起こさない学校を、爆笑問題がNHK「探検バクモン」スタッフとともに現場取材、その深層を探っていく。さらに、尾木直樹氏らの専門家、いじめを乗り越えたゲストたちと徹底討論。いじめに対処する方法について真剣に議論する。

目次

生きて、問い続けよう(いじめの経験;笑いが含んでいるもの;本当は同じ場所にある ほか)
“いじめ”のない学校探訪記―東京シューレ葛飾中学校(東京シューレ葛飾中学校とは;スタッフルーム;クラスと時間割 ほか)
バクモンいじめ調査委員会座談会・いじめ問題を考える(いじめとは?;いじめはなぜ起こるのか;時代でいじめは変わったか? ほか)

著者等紹介

太田光[オオタヒカリ]
1965年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部中退。88年、田中裕二とお笑いコンビ「爆笑問題」結成。2006年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テンちゃん

102
いじめは子どもから大人までの社会問題(*_*)大人社会でのイライラが家族に悪影響を及ぼしている!Σ( ̄□ ̄;)パワハラ!セクハラ!虐待等深刻な問題(/。\)家族という小社会で形成された子どもたち同士の集まりが学校✨今度は子どもたち同士のイライラが弱い者にぶつけられる(。>д<)それは、いじめと呼ばれ、弱い者を追い詰めている(>_<)暴力、殺人、自殺にまで追いこむo(`^´*)今一度、大人社会についてじっくり考えた上で、みんなでいじめについてじっくり考えていきたい!2015/07/09

Yukicks

22
いじめとは何か、笑いとは何か、人間が成長するとはどういうことかってことを考えさせられました。 「お笑いは、いじめである。自分がやってることは人を殺しかねない」という太田さんの発言は考えさせられる。同時にそこにはわかるそれという共感がある。「人が死ぬ原因になるものと人が生きる糧になるものは本当に同じ場所にある」という発言も考えさせられた。チャップリンがなぜ笑えるのか、太宰の文学を読み生きようと思った自身の経験を踏まえて語っている。 笑いというものは危険なものであると同時にすばらしいもの。。。2013/10/19

そうたそ

19
★★★☆☆ 大津市のいじめ事件の後に収録された番組の書籍化ということもあって、様々な観点からいじめについて迫った一冊となっている。内容的にはこれといって真新しいこともないと思うが、やはり専門的な言葉で書かれた内容よりも、いじめに接してきた人達の口から語られた言葉はより身近なものとして感じられてくる。いじめについてなんて尽きない議論ではあると思うが、それでもそういった議論から何か感じられることが一つでもあれば、それはその人にとって実りであると思う。2020/01/14

くまおり

17
太田光さんの『教科書に載っていることが答えだと教えるよりも、これが今まで蓄積された問いなのだと、教えた方がよいかもしれない。学校を卒業しても、問いは続いていきます。むしろ、問い続けるための助走が学校の授業です』とは、その通りだと思いました。受け身の授業で与えられることに慣れると、自分で考えることが出来なくなる。私が気づくのは遅かったけど、早く気づければ 吸収するチカラは無限だと思います。2014/02/08

anco

15
いじめ問題の深刻化の背景には、社会環境の変化がある。携帯電話によるやりとりや、学習塾(習い事)での接触などにより、放課後も学校でのいじめが追いかけてくるようになり、子どもは「学校がすべて」だと感じてしまう状況におかれるようになった。学校以外に居場所を作ってあげることが必要。また原因は学校にもある。学問の入り口で重要なことは、問いを立てること。生きることの楽しさ、学問の楽しさを学校が教えることができれば、自殺しようとは思はないはず。いじめ問題について考察した一冊でした。2015/02/11

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