出版社内容情報
大恐慌の再来か! 国境を越えて連鎖する危機
グローバル化のデフレ圧力で中間層が破壊され、未来への投資が停止し、民衆とエリートの対立が深まる大恐慌の時代。日本が生き抜くために必要な処方箋を論壇の寵児ふたりが語りつくす!
内容説明
リーマン・ショックで金融資本を救った国家が次々、危機に瀕するという恐ろしい連鎖が始まった。グローバル化のデフレ圧力で中間層が破壊され、未来への投資が停止し、民衆とエリートの対立が深まる「冬の時代」。この長く続くであろう危機、大恐慌の足音の聞こえる時代を日本が生き抜くために必要なのは、過剰な流動性を生んだグローバル化の危うさと各国の社会構造の本質まで分析する「経済思想」だ。『TPP亡国論』で論壇の寵児となった中野剛志と気鋭の経済思想家・柴山桂太が徹底的に危機の時代への処方箋を語りつくす。
目次
はじめに―壊れゆく世界を生きぬくために(中野剛志)
第1章 グローバル化の罠に落ちたアメリカと世界
第2章 デフレで「未来」を手放す日本
第3章 格差と分裂で破綻する中国とEU
第4章 冬の時代のための経済ナショナリズム
おわりに―歴史は繰り返す(柴山桂太)
著者等紹介
中野剛志[ナカノタケシ]
1971年生まれ。京都大学大学院工学研究科准教授。東京大学教養学部(国際関係論)卒業。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。経済産業省産業構造課課長補佐を経て現職
柴山桂太[シバヤマケイタ]
1974年生まれ。滋賀大学経済学部准教授。京都大学人間・環境学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
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