出版社内容情報
東京には、「ムラ」が必要だ
「ムラ」とは何か。それは、安心して生活できる共同体のありかであり、多様な生き方と選択肢のよりどころとなる「場所」である。『新・都市論TOKYO』のコンビによるフィールドワーク第2弾!
内容説明
ムラとは何か?それは行政上の「村」ではない。人が安心して生きていける共同体のありかであり、多様な生き方と選択肢のよりどころとなる「場所」を、本書では「ムラ」と呼ぶ。したがって、都会にも「ムラ」は存在するし、むしろ存在するべきなのだ。前者『新・都市論TOKYO』で大規模再開発の現場を歩いた二人が、高層ビルから雑多なストリートに視点を移し、「ムラ」の可能性を探る。東京におけるムラ的な場所―下北沢、高円寺、秋葉原。そして、地方から都市を逆照射する新しいムラ―小布施。そこに見えてきた希望とは?―。
目次
第1回 下北沢(「自由」を謳歌する路地裏に、戦後の巨大道路計画が忍び寄る;都市計画とは運動神経だ ほか)
第2回 高円寺(高円寺を「ムラ」たらしめているものとは;湯と石鹸の香り漂う商店街 ほか)
第3回 秋葉原(アキバムラのヘンタイ性こそが日本の未来を拓く;ラジオ、家電、パソコン、萌え ほか)
第4回 小布施(小布施という町の「都市性」;「町並み修景事業」という頭脳パズル ほか)
著者等紹介
隈研吾[クマケンゴ]
1954年生まれ。建築家。東京大学大学院教授。「根津美術館」(毎日芸術賞)など内外で受賞多数
清野由美[キヨノユミ]
1960年生まれ。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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