出版社内容情報
天才たちの愛と苦悩が、至高の音楽を生み出す!
ブラームス派とワーグナー派の対立を軸に、クラシック音楽の魅力を余すところなく伝える決定版。80万人を動員するクラシックの一大イベント、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの公式ブック!
内容説明
後期ロマン派の作曲家は、今日世界中で愛され、不朽の輝きを放っている。ブラームス、ワーグナー、ブルックナー、ドヴォルザーク、マーラー、R・シュトラウス、ヴォルフ…。この巨人たちの偉大な作品群を、どう楽しめば良いのだろう。その手がかりが、「ブラームス派とワーグナー派の対立」だ。この軸を理解すると、その崇高な音楽がさらに深みを増す。また、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ベルリオーズ、リスト、シューマン等の位置づけも明確になり、シェーンベルク等の新ウィーン楽派も視野に収めることができる。両派の対立を軸に、それぞれの創作に影響を与えた「愛のドラマ」も見据えながら、クラシック音楽の魅力をあますところなく伝える。
目次
第1章 対立のきざし(共通の基盤ベートーヴェン;前期ロマン派の時代―ブラームスにつながる作曲家たち;前期ロマン派の時代―ワーグナーにつながる作曲家たち;シューマンの愛と夢想の音楽)
第2章 ブラームス派の巨人たち(ブラームス;ドヴォルザーク;シュトラウス・ファミリー)
第3章 ワーグナー派の巨人たち(ワーグナー;ブルックナー;リヒャルト・シュトラウス;マーラー;フーゴー・ヴォルフ;新ウィーン学派)
最終章 結論にかえて
ラ・フォル・ジュルネで、後期ロマン派がテーマになる!
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年大分県生まれ。作家。アフリカ・フランス文学翻訳家。多摩大学経営情報学部教授。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士後期課程満期退学。クラシック音楽通としても知られ、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアンバサダーを務める。小論文・作文通信指導塾「白藍塾」塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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