内容説明
死後のイメージトレーニングが今、大切なことである。本書はこの観点から、作家・嵐山光三郎と浄土真宗の僧侶でもある大村英昭関西学院大学教授が縦横に語り合う。「千の風になって、ひとはどこへ行くというのだろう」「家族とは、死者のための、残された者たちの寄り合いではないか」「おひとりさまの老後の合理的自己完結。しかし、その反家族主義は?」「日本人の骨への執着とは」。年をとることが恐ろしい時代に向き合って考える、上手に生きて、逝くための作法。
目次
第1章 千の風になって、どこへ行く?
第2章 無縁社会と「おひとりさま」
第3章 残された者の気持ち・慰霊・追悼
第4章 お葬式はよくできている
第5章 お墓と骨をめぐる問題
第6章 長寿社会の生と死を語る
終章 仏教と人間と時間
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年、東京生まれ。國學院大學卒業後、編集者を経て作家。『悪党芭蕉』で泉鏡花賞、読売文学賞を受賞
大村英昭[オオムラエイショウ]
1942年、大阪生まれ。京都大学大学院卒業。大阪大学人間科学部教授を経て関西学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。