内容説明
イチロー、松井秀喜、松坂大輔ら多くの日本人選手が活躍するメジャーリーグは、過去一〇年余りで収入を四倍超にする急成長を実現し、昨今の経済危機下にあっても順調にビジネスを拡大している。なぜ、そんなことが可能なのか?そのカラクリを、初めて公表される内部資料などを含めて詳細に解説。また、全収入の五%がジャパンマネーという実態や、WBC開催の真の意図など、容赦ないグローバル戦略の全貌に迫る。メジャーリーグはいまや、単なる娯楽ではない。スマートかつ貪欲な「ビジネスエリート」が火花を散らす“戦場”なのである。
目次
第1章 球団はどのように稼いでいるか(需要を予測せよ―チケット販売;付加価値を高める―スイートルーム ほか)
第2章 球団経営は黒字か赤字か(三分の二が赤字―初公表された二〇〇一年の球団収支;歯止めの利かない年俸高騰―FA制度の猛威 ほか)
第3章 オーナーたちの錬金術(バラエティーに富む副業収入;他人の資金で新球場建設 ほか)
第4章 新たなる成長のエンジンを探して(ビジネスの苗床、ネット事業;大リーグ専門チャンネルの開局 ほか)
第5章 「一〇〇年に一度の経済危機」の影響(高額シートの売れ行き不振;経済危機の打撃は大きくない ほか)
著者等紹介
岡田功[オカダイサオ]
1965年生まれ。創価大学法学部卒業。88年、毎日新聞社入社。チュラロンコン大学(タイ)大学院修士課程修了。ハーバード大学客員研究員(07年度フルブライター)としてハーバード・ビジネス・スクールのスティーブン・グレイザー名誉教授に師事。経済部編集委員、学芸部副部長を経て、大阪本社経済部。日本スポーツマネジメント学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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