集英社新書
ヒンドゥー教巡礼

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202816
  • NDC分類 168
  • Cコード C0214

内容説明

インド、ネパール、バリ島。ヒンドゥー教の聖地を巡り、「聖なるもの」を求め、感じる旅が始まる―。ヒンドゥー教は、世界最大の多神教であり、七福神のひとり弁財天が、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーであるなど、日本の信仰、文化にも深く影響を与えてきた。また、ヒンドゥー教徒が宗教を掲げて他国に攻め入ったことはないが、現在、インド、バリではイスラム教と、ネパールではマオイストとの間にも新たな軋轢が生じてきている。本書では、特定の創始者、教祖をもたないヒンドゥー教の教義、伝統、祭祀、神々の概念などを、各地域の聖なる土地、霊場を巡礼しながらわかりやすく解説し、ヒンドゥー的なるものの、さらには宗教そのものの本質にまで考察を進める。

目次

序章 大地を歩く
第1章 神々のすがた―デリー
第2章 ガンジスの水―ハリドワール、ヴァーラーナシー
第3章 ヨーガと供養祭―プネー
第4章 インド哲学とコンピューター―プネー
第5章 首都の変貌―カトマンドゥ
第6章 ディワリ祭の万灯―カトマンドゥ
第7章 たましいが降りる―カトマンドゥ
第8章 シヴァ神の太鼓―カーンチープラム、マドゥライ
第9章 浄化されるたましい―バリ
第10章 女神カーリーと血―コルカタ
第11章 ラーマクリシュナと近代ヒンドゥー教―コルカタ

著者等紹介

立川武蔵[タチカワムサシ]
1942年名古屋生まれ。名古屋大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。67~70年ハーバード大学大学院留学。ハーバード大学Ph.D、名古屋大学文学博士。国立民族学博物館教授を経て、愛知学院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつ

5
先日読んだ『聖地の想像力』から広げようと思い読んでみた。インドの聖地、ネパールのカトマンズ、バリ島でのヒンドゥー教について書かれていた。著者は学者であるが、文章表現が上手く退屈せずに読めた。遠藤周作の『深い河』に登場するチャームンダー女神がカトマンズでも祀られていることなどは興味深かった。インドのホーマ祭(火の中に供物を入れる祭式)が仏教を通して日本に伝播して護摩行となった事なども初めて知った。著者がインドやネパールに何度も行っているのは仕事ではあるが、好きで行っていると感じた。2025/02/23

カネコ

0
2008/09/18

もぐら

0
筆者がスピリチュアル。2024/12/17

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