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集英社新書
「借金棒引き」の経済学―現代の徳政令

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200485
  • NDC分類 324.4

内容説明

それにしても納得がいかないことばかりではないか?巨大銀行に公的資金を注入したと思ったら、ゼネコンや流通グループの巨額の負債は「棒引き」にするという。金融ビッグバンが個人の「自己責任時代」の始まりというのに、国家規模では借金帳消しが許されていく。その根拠は一体何なのか。本書は「理解しがたい」こうしたマクロ経済上の「借金棒引き」政策の本質を解明するために研究されたものである。中世に始まる日本社会特有の『徳政令』構造こそが、我々の「貧しさ」の根幹に横たわる大問題であったのである。

目次

第1章 戦後日本経済の隠された徳政
第2章 徳政令の始まり
第3章 徳政一揆の嵐と終焉
第4章 大蔵省支配と戦後型徳政令
第5章 大蔵省の退場と平成の徳政令
第6章 日本を救うのは

出版社内容情報

思い切り引いた地点から、現状況をあざやかに解剖してみせる。どれくらい引いた地点かというと、中世、鎌倉時代まで見通せる地点である。この経済困難を切り抜けるために広範に使われてきた銀行の不良債権処理とは、要するに膨大な債務をかかえて身動きがとれないでいる債務者の債務をチャラにしてやる、つまり「借金棒引き」の政策に他ならない.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』362頁、より)