内容説明
身体は女なのに頭脳は男、またはその反対。胎児期の性決定メカニズムの狂いから生じる「性同一性障害」は人知れぬ心の傷を「彼」や「彼女」に与えてきた。その悩みを解消すべく立ち上がったのが、埼玉医大総合医科センターの特別チームだった。原科孝雄教授を中心とした医師団の手術を追いつつ、悩みを持つ多くの実例も検証し、「男」と「女」の原点のドキュメントがいまここにまとまった。これは、性の分かれ道に立ちつくす、すべての人びとに贈る性転換医療最前線からの希望に満ちた迫真のレポートである。
目次
プロローグ 日本初、性転換手術がなげかけたこと
第1章 男と女の性はいつ決まる
第2章 なぜ性転換手術はタブー視されたか
第3章 開けられたパンドラの匣―医学界の葛藤と努力
第4章 性を越境する人々
第5章 求められる法と社会システムの整備
エピローグ 性転換手術が市民に与えた変化



