出版社内容情報
乙一が挑んだ“ジョジョ"を新装版で!!
傑作の呼び声高い、乙一が描いた『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ、『The Book』が、デザインを一新し登場!! 杜王町に起こった、“本"を巡る事件とは……!!
内容説明
その日、広瀬康一と岸辺露伴は、血まみれの猫と、そして死体に遭遇した。それは、杜王町で起こった、“本”を中心とした事件のはじまりだった―。乙一が渾身の力で挑んだ“ジョジョの奇妙な冒険”第4部の小説が新装版で登場。
著者等紹介
乙一[オツイチ]
1978年10月21日、福岡県生まれ。1996年、第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した「夏と花火と私の死体」でデビュー
荒木飛呂彦[アラキヒロヒコ]
1960年6月7日、宮城県仙台市生まれ。1987年から週刊少年ジャンプ誌上で「ジョジョの奇妙な冒険」を連載開始。同作は読者からの絶大な支持を得て、25年を越える長期シリーズとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
100
ジョジョ好きの友人に薦められ読了。彼曰く、「ジョジョは人生哲学」だとか(笑)第4部はアニメで視聴済みだったため、後日談という形の本作にもすんなり入り込めた。タイトルにもある通り、"本"に焦点が当てられており、興味深い蘊蓄もいくつか。ただスタンドの能力や小説という形の媒体なこともあってか戦闘描写にやや難アリか。とはいえ、世界観を崩さずに描きたいテーマを作品に綺麗に落とし込めていたので、十分に楽しめる一冊になっていた。2018/11/10
Die-Go
61
再読。漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部を舞台として描かれたスピンオフ小説。ある少年は異常な記憶力を持ち、そして、それを外部記録する奇妙な能力を持つことになる。 設定としてもうまくできているし、物語の起伏としてもとても面白かった。外伝として良くできている。物悲しいのも良い。★★★★☆2018/12/14
takaC
39
スタンド対決の活字描写は読み慣れると結構面白いかも。これはちょっとしためっけモノ。しかし『JoJo第4部 東方仗助』をジャンプ連載時に読んでいたのは20年近く前だから記憶を引っ張り出すのに少し時間を要した。2012/09/30
sipey
14
乙一さんの手で新たなストーリーが語られることによって、改めて第4部の面白さを確認できました。能力の性質やそれによって形成されたキャラクターの性格など、荒木飛呂彦先生が考えそうな部分がありながらも、『小説』という乙一さんらしさのある設定が良かったです。トニオの店やカメユーなどの名称が出てきたのは嬉しかったですね。2015/04/10
まゆまゆ
12
ジョジョ4部の後日談的な。思ったより重くて悲しい話だった😢1999年のあの騒動が解決したと思ったら次はコレ…杜王町も大変な町だ笑 発端は康一くんと露伴先生が見つけた血まみれの猫と「室内で交通事故死」していた女性の遺体。この事件の裏には1人の少年。そして1冊の本。色々調べる露伴先生が探偵みたいでよかったな。(ヘブンズ・ドアーがあれば最強の探偵だ)小説のかたちでのバトルシーンも迫力があったし、原作では深く触れられなかった、4歳の仗助を助けた学ランの少年の謎を物語に盛り込んでるのもよかった。さすが乙一さん👍2021/03/29
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