内容説明
「妖怪小説を書く!」大ヒットシリーズ完結以降、沈黙を続けていたダメ作家が、取材先の田舎で出会った美少女スミちゃんは、水を操る妖怪“濡れ娘”だった!村が嵐に見舞われたとき、スミちゃんは不思議な力を発揮する。ファンタスティックなハートフル妖怪コメディ。
著者等紹介
松原真琴[マツバラマコト]
1980年7月19日・岐阜生まれ
トミイマサコ[トミイマサコ]
1980年7月23日・埼玉生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュエパイ
5
あぁ、これはなんてキュートな妖怪ちゃん(笑)はい寄ってくるの、恐怖演出なのかと思ったら、単にカッコつけて出ようとしてコケただけ、とか、なんなのもの(笑)異なる時間を生きるものとして、一人ぼっちで見送る御役目を持ってたりするのも、寂しく愛おしかったり。描かれているわけではないけれど、あの管に吸われて消えた人も、かつてはいたのかな?それが救いになった人もいたりしたのかな?とか、そんなことをぼんやり想像しながら、微笑みつつページを閉じるのですよ2016/07/11
たろう
2
この作家さんの書く話は毎度温かくて好きです。小説家と、敷居の低い妖怪さんと、素朴な家族との一週間の交流。テンション高めな小説家目線でさらっと読めます。妖怪のさちさんがものすごくかわいい。2012/09/22
エリオちゃん
1
私の妖怪小説の原点。もう5回は読んだかもしれない。 面白いなぁ。2018/06/27
いんちょ
1
2007-03202016/01/01
きなこうめ
1
心温まる感じの話し。田舎のお隣さんが遠いだとか、基本的に鍵をかけないとかが田舎育ちの自分にはあるあるーと面白かった!妖怪のスミちゃんは全然怖くないし、作家の圭介と担当編集者の一ツ橋君とのメールのやりとりなんかクスッと笑ってしまう所が多かった2009/12/06