出版社内容情報
横浜山手のクラシカルホテル「猫番館」。
このホテル専属のパン職人・紗良と、コンシェルジュの要が付き合い始めて四ヶ月。
ふたりは静かに仲を深めていたのだが、紗良の祖父で高瀬家の当主・勇雄に知られてしまう。
よりによって、ふたりで結婚式場に入っていくところを見られてしまったらしい。
それは5月に猫番館で行われるブライダルフェアのリサーチのためだったのだが、
驚いた勇雄は、紗良の父や、叔父の誠を呼びつけて、
「紗良の相手について見極める」と言い出しているらしく……!?
一方、就職活動を始めた猫番館の厨房スタッフは進路に悩んでおり……?
さらに、マリッジブルーのお客様を励ます妙薬とは……?
「猫番館」へのラストチェックイン、大賑わいでお届けいたします。
内容説明
紗良と要が付き合い始めて四カ月。静かに仲を深めてきたふたりだが、紗良の祖父で高瀬家の当主・勇雄に交際を知られてしまう―。「紗良の相手について見極める」と息巻く勇雄に対し、要は猫番館で開催するブライダルフェアの招待状を手渡して…?一方、卒業後の進路に悩む厨房スタッフがたどり着いた答えとは。Last check‐in、涙とたくさんの笑顔をお届け致します。
著者等紹介
小湊悠貴[コミナトユウキ]
神奈川県出身。2013年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
74
これで終わってしまうのが残念です。。和菓子屋さんのお話で後日談が見たいです。2024/09/23
涼
66
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/10/post-bc09e0.html 途中小さな事件を挟みながらも、最終巻らしいハッピーエンドでした。 今回は要の活躍が見ものでした。2024/10/24
坂城 弥生
41
シリーズ完結おめでとうございます。 ラスボスのお祖父さんも登場してたけど怖いというより不器用な人なのかなぁと。2024/10/07
山猫
37
予想通りのハッピーエンドでほっとしました。BGMにはクライスラーの「愛の喜び」が流れてくるよう。ただ、折角だから、正しく美しい日本語で書いてほしかった。 下駄箱を靴箱、筒抜けを丸聞こえ、正反対を真逆とは全体に流れる上品なムードが台無し。作務衣には草履ではなく雪駄を。ナンプラーはタイ語。バインミーにはベトナム語のニョクマムで。仏語主体でやってきたんだから、英仏混ぜこぜのアーモンドプードルではなく、アマンドプードルにしてほしいし、ヘーゼルナッツよりノアゼット、シュープリーズよりシュプリーズで。2024/09/27
よっち
34
ホテル猫番館専属パン職人・紗良と、コンシェルジュの要が付き合い始めて四ヵ月。静かに仲を深めていた2人の交際が、紗良の祖父・勇雄に知られてしまう第6弾。2人がブライダルフェアのリサーチのために結婚式場を訪れた姿を勇雄の運転手に見られたことから、紗良の父や叔父の誠を呼びつけて状況を探る勇雄。大学卒業後の進路に悩むスタッフだったり、マリッジブルーのお客様を励ましたりする一方で、思わぬ事態にも遭遇する展開でしたけど、なんだかんだ言いながら周囲も2人の交際を認めて応援してくれてるのが感じられる結末は良かったですね。2024/09/19