集英社オレンジ文庫<br> 大江戸恋情本繁昌記―天の地本

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集英社オレンジ文庫
大江戸恋情本繁昌記―天の地本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086805506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

令和の編集女子は、江戸時代でもベストセラーを目指します!

エンタメ小説の若手編集女子である小桜天(そら)は、数人の担当作家を抱えて忙しくも充実した毎日を送っていた。ある日、浅草での打ち合わせの帰り、編集部とトラブルになっていた大御所作家・瓦崎と出くわし、もみ合いとなってトラックに轢かれてしまう。だが、気づけば天はひとり、時代劇のセットのような場所にいた。目の前には雷門があるから、浅草には違いない。しかしリアルすぎる。混乱した天は、通りかかった侍、遠野伊織に拾われ、おふゆという三味線の女師匠に預けられる。どうやらここは本当に江戸時代らしいが、天は、明晰夢だと考えることで、なんとか正気を保つ。しかし、どこまでもリアルな夢の中では、暑さ寒さも感じるし、腹も減る。それはつまり、なんとかして生きて行かねばならないということだ。おふゆに世話になりながらその術を探す内、この時代の本作りに興味を持った天は、遠野伊織に頼んで江戸の出版社である「地本問屋」を見学させてもらう。縁あってそこで働くこととなったものの、仕事にも慣れた頃、突然、主人が店を畳むと言い出した。一難去って、というやつだったが、店の株を伊織が買い上げ、彼が新しい主人となる。己の句集を出したいだけの伊織に、強引に雇われ店主に据えられた天は、おふゆに小説(戯作)の才能があることを見抜き、令和で鍛えた編集の知恵と腕で、彼女の本を出そうと奔走するのだが――。

江戸の女たちと共に逞しく生きる令和の編集女子を描く、大江戸お仕事小説、ここに開幕!


目次

第壱話 雷門天狗娘
第弐話 江戸の書店
第参話 蟷螂同心 山上弥一郎
第四話 新たな主
第伍話 女北斎
第六話 草紙狂騒
第七話 恋情本『転生御七振袖纏』

内容説明

エンタメ小説の若手編集女子、小桜天は浅草で打ち合わせの帰り、大御所作家と鉢合わせてトラブルとなり、もみ合う内にトラックに轢かれてしまう。だが目覚めると、そこは病院ではなく、江戸時代!?謎の侍に拾われ、三味線の女師匠に世話になる天だったが、生きるため、この時代でも本を作ることにする。果たして、現代の知恵で江戸の人々にも売れる本を作れるのか?

著者等紹介

ゆうきりん[ユウキリン]
『夜の家の魔女』で第19回コバルト・ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よっち

37
エンタメ小説の若手編集女子・小桜天。編集部とトラブルになっていた大御所作家・瓦崎とトラックに轢かれ、江戸時代に転生する大江戸お仕事小説。通りかかった侍・遠野伊織に拾われ、三味線の女師匠おふゆに預けられた天。世話になりながら生きる術を探すうちに、やはり本作りに興味を持ち手伝うことになった地本問屋。謎も多い伊織が何者なのか気になる展開でしたけど、おふゆに小説の才能があることを見抜いて妨害されながらも諦めずず、令和で鍛えた編集の知恵と腕で彼女の本を出そうと仲間たちと力を併せて頑張った結末はなかなか良かったです。2024/03/19

ベローチェのひととき

17
妻の本棚から借りてきた本。令和の若手編集女子の小桜空が、浅草でトラックに轢かれて目が覚めると江戸時代後半にタイムスリップしてしまい、江戸時代でも草紙作りに奔走するという時代物お仕事小説。とても面白かったです、 一気読みでした。個性的な女性が多々出て来ますが、私はももんじや「きばや」のおかみ、かやさんの受け答えが好きだ。次に続く様な終わり方となっているので、続編もぜひ読みたい。2024/11/23

はなりん

15
現代で編集者をしていた天はある時トラックに轢かれそうになり、気がつけば江戸時代に。通りかかった遠野伊織に拾われ、ふゆという女性の元で世話になる事に。特に特別な能力も前世の知識も使わず、江戸時代で何とか生活し、伊織の提案で出版社的な仕事をする事に。伊織をよく思っていない小物同心から仕事の邪魔をされるも、作者、絵師、彫師、刷り師すべて女性の職人達で流行の本を作っていくところは痛快。伊織の正体がまだまだ未知だし、天の顛末、この時代での活躍など続きがあればいいなぁ。2024/11/04

陽ちゃん

12
確か、新聞の新刊案内で取り上げられていた本。出版社で編集者をしている天(そら)は、大御所作家ともみ合いの末、トラックに轢かれてしまいますが、気づいたら江戸の町に転生!?夢なのかもと思いつつ、謎の武士伊織や三味線の師匠のおふゆの計らいで生きていく覚悟を決めた天は、地本問屋で働くことに。おふゆの文才を見出し、新作発売に向けて奮闘する天は、根っからの編集者ですね。江戸時代の本の作られ方が説明されているのも面白かったです。ラスト、どうやら天以外にも未来から来た人物がいるようですが…続く?2024/05/27

栗山いなり

9
令和の時代の若手女編集者が江戸時代で小説作りに奔走する一風変わったお仕事小説。江戸時代に本を一冊作るのってこんなに大変なんだなぁと思える作品。しかし現代の流行りジャンルの小説を江戸時代で出すってのは驚くばかり。それはさておきシリーズ化しそうな終わり方だったけどするのか?2024/04/12

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