集英社オレンジ文庫<br> 双蛇の落胤―濫国公主月隠抄

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集英社オレンジ文庫
双蛇の落胤―濫国公主月隠抄

  • 氏家 仮名子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086805391
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

前作『双蛇に嫁す』から15年あまり――。草原の民・アルタナ族長の息子スレンは、濫国と草原双方の血を引く特殊な出自を持ち、次期族長として育てられた。周囲に望まれるまま族長の地位を継ぐことに疎ましさを感じていたスレンだったが、草原西方の氏族・ドルガが西の大国・干陀羅によって占領されたという報が入る。干陀羅の草原侵略に備えるべく、再び濫と協定を結ぶ使者として濫を訪れたスレンは、大河の中州に建つ寂れた廟で皇太子・光藍に出会う。かつて深く信仰された双蛇神を廃した『双蛇嫌い』の父帝に反発を抱く光藍とスレンは不思議と意気投合し、二人で祭の見物に出かけるが、祭の最中に光藍と瓜二つの顔をした少女が攫われる場面に遭遇し……。2022年集英社ノベル大賞〈カズレーザー賞〉受賞作、『双蛇に嫁す』の子世代を描く待望の続編!

内容説明

草原の民アルタナ族長の息子スレンは、濫国と草原双方の血を引く特殊な出自から、協定を結ぶ使者として濫を訪れる。大河の中州に建つ寂れた廟で出会った皇太子・光藍は、かつて深く信仰された双蛇神を廃した『双蛇嫌い』の父帝に反発を抱いていた。二人で出かけた祭の最中、スレンは光濫と瓜二つの少女が攫われる場面に遭遇し…。前作の子世代を描く待望の続編!

著者等紹介

氏家仮名子[ウジイエカナコ]
『双蛇に嫁す』で2022年集英社ノベル大賞“カズレーザー賞”を受賞、同作を改題・改稿した『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

28
次期族長として育てられた草原の民・アルタナ族長の息子スレン。干陀羅の草原侵略に備えるべく、再び濫と協定を結ぶ使者として濫を訪れる第二弾。草原西方の氏族・ドルガが西の大国・干陀羅によって占領されたとの報から、濫国と草原双方の血を引く特殊な出自を持つスレンが使者として濫国を訪れ、かつて深く信仰された双蛇神を廃した『双蛇嫌い』の父帝に反発を抱く光藍や、その妹・白月の宿命とも思える二人との出会い。加えてスレン自身もまたその出自からこれからの選択を迫られそうで、物語としても大きく動きそうな今後の展開が楽しみですね。2024/01/18

栗山いなり

9
草原に住むアルタナ族長の息子スレンの戦いを中心に描かれるファンタジー小説シリーズ第2巻。なんだかんだでこういうのが読みたかったんだなと思わせてくれる作品だった。それと、この作品もシリーズ化していくんだろうなと思わせる構成になってたのが印象的2024/02/18

万論

3
意外にダメンズ推しなの?ヒーローだと思われる主人公だけど、脇が甘い。カッコよく登場しながら、殺されかけるなんて事多し。完璧じゃ無い所がいいと思うのか。意味深な生い立ちにしておいて、事件に巻き込まれての展開。少し急ぎ過ぎで大雑把にストーリーが描かれている。1巻1巻にしたからかな?2024/03/04

よっしー

1
続きがあって嬉しいけど子世代か…。少し残念な気もするけど、シリンもちゃんと出て来たし、子供たちの活躍に期待しようかな。続きもありそうで気になるしね。2024/02/22

きなこチロル

0
【双蛇シリーズ2】前作から16年後。草原の民アルタナの次期族長として育てられたシリンの息子のスレンが主人公となる。干陀羅の侵略を防ぐために、再度濫国と協定を結ぶべく使者としてスレンが赴く。そこで、双蛇信仰嫌い父に反発する光藍や幽閉されている白月と出会い、彼らの運命が大きく動き出す。複雑な出自を持つスレン、暴走してしまった光藍、世界を知りたい白月が再び交わる時が来るのか次巻も楽しみに待ちたい。個人的に、シリンと暁慶や月渓の再会が嬉しかった。蘭玲も驚いたけど、悠々自適で何より。2024/01/23

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