出版社内容情報
そのフルーツサンドは、まさに幸せのレシピ――。
弟を溺愛するあまりに父から離婚された母。
そんな母に、幼い頃からずっと否定されて育った実音子は自己肯定感がすこぶる低い。
そのせいもあり、人生の節目のたびに極度の緊張から失敗ばかり続き、現在は非正規で働いている。
生きづらさを抱えて日常を送る中、実音子はある日、ひょんなことから自宅の最寄りとは違う駅で電車を降り、二十年前に一瞬だけ暮らした思い出の街を訪れる。
そこで出会ったサビ猫に導かれ、浮世離れした雰囲気を持つ美青年・瞬が営むフルーツサンド屋に辿り着く。
おなかも心も満たすフルーツサンドを食べ、温かな瞬の優しさに触れ、灰色にくすんでいた実音子の毎日は、少しずつ色鮮やかに輝いていき…?
内容説明
弟を溺愛する母に幼い頃から否定されて育ち、自己肯定感の低い実音子。人生の節目のたびに極度の緊張から失敗し、現在は非正規で働いている。生きづらさを抱えて日常を送る中、ふといつもと違う駅で下車して訪れたのは、二十年前に一瞬だけ暮らした街。そこで出会ったサビ猫に導かれて辿り着いたのは、浮世離れした雰囲気を持つ美青年が営むフルーツサンド屋で!?そのフルーツサンドは、まさに幸せのレシピ。
著者等紹介
後白河安寿[ゴシラカワアンジュ]
5月12日生まれ。神奈川県出身。『キョンシー・プリンセス―乙女は糖蜜色の恋を知る』で2012年度ノベル大賞読者大賞受賞。2013年10月、同作品が文庫化され、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
坂城 弥生
よっち
陽ちゃん
栗山いなり