出版社内容情報
大陸の東域に位置する大国・陽夏国。芝居一座で育った龍意は、突然やって来た宮城からの使者より、自分が皇帝の双子の弟だと知らされる。将来帝室騒乱の原因になると占われ殺されそうになったところを、母親である皇后の実家が裏で手を回し一座に預けたのだという。そして双子の兄で見た目もうりふたつの皇帝の替え玉になってほしいと依頼された。皇帝は現在、宰相の奸計により、覚めない眠りについてしまっているというのだ。一座の借金を肩代わりしてもらうことを条件に依頼を受けた龍意は、宰相の陰謀を暴くため皇帝を演じることになった。一方、男子禁制の後宮には、女だけで構成された歌劇団「煌星歌劇」がある。籠の鳥である後宮の妃たちを慰撫するための劇団だ。男役として三番手の地位にある星羅は、花形の座に上り詰めることを目標に日々精進していたのだが、龍意と知り合ったことで運命の歯車は回り始め……?
内容説明
芝居一座で育った青年・龍意のもとに、突然宮城からの使者が現れた。使者は、龍意が実は皇帝の双子の弟であり、呪いに倒れた皇帝の替え玉になってほしいと言う。条件を付けて龍意は引き受けるが…?一方、男子禁制の後宮には、女だけで構成された歌劇団があった。籠の鳥である妃たちを慰撫するための劇団だ。男役として人気の星羅も陰謀に巻き込まれて…?身代わり皇帝と男装の麗人が、大いなる陰謀に立ち向かう!
著者等紹介
我鳥彩子[ワドリサイコ]
10月24日生まれ。蠍座。B型。静岡県出身。『最後のひとりが死に絶えるまで』で2009年度ロマン大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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