出版社内容情報
ドイツでの仕事ついでに、ロマンチック街道を観光中のクロロック一行。〈白鳥の城〉として名高くも未完成の美しい城・ノイシュバンシュタイン城を訪れたところ、日本からの修学旅行生3人に出会い、引率の教師の頼みで彼女たちと同行することに。しかし少女たちは、絢爛豪華な城内で忽然と姿を消し……? 城内に「普通でない空気」を感じたクロロックとエリカが、調査に乗り出す! 表題作ほか、ダム湖に沈むのを免れたはずの村人が集団失踪!? 「吸血鬼と家出娘のランチタイム」、時代劇の撮影現場で模造刀が真剣にすり替えられ……「吸血鬼と仇討志願」の2編を収録。吸血鬼はお年ごろシリーズ、待望の最新作!
内容説明
ドイツでの仕事ついでにロマンチック街道を観光中のクロロック一行。“白鳥の城”として名高いノイシュバンシュタイン城を訪れた際、日本からの修学旅行生に出会い同行するが、彼女らは忽然と姿を消し…?ただならぬ空気を感じたクロロックとエリカは、絢爛豪華な城内の調査に乗り出す!表題作ほか2編を収録。吸血鬼はお年ごろシリーズ、待望の最新作!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。魚座。A型。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年、吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白雪ちょこ
16
今回は、短編集全3話となっており、表題作の「白鳥城の吸血鬼」はドイツが舞台となっている。 今回は、エリカもうっとりと旅気分…とは行かず(笑) 同行していた中学生3人が、行方不明に…といった事件が勃発。 最終的なオチに至っては、切なく悲しさが漂うことになっていた。 相変わらず、みどりは食欲旺盛で、千代子はドイツの知識を彷彿させていた。 エリカとクロロックが活躍、というわけではなく、一緒になって行方不明者探しに…といった感じになっていた。2024/08/28
リリパス
6
正統吸血鬼:クロロック&娘だが、人間とのハーフのため、父ほどではないものの、ある程度の、吸血鬼としての能力がある:エリカ、の2人が、困った人を助ける「吸血鬼はお年ごろ」シリーズの第41巻ですね。3つのお話が入っている短編集です。面白かったです!2023/12/16
小春日和は秋
6
今回、みどりと千代子は出たけど、涼子さんと虎ちゃんは出番なしでした。エリカとクロロックの活躍は相変わらずです。それにしても、クロロック商会は海外出張もあるしどんな会社なんだろう?2023/07/24
よっしー
3
安定の面白さと読みやすさ。2023/09/21
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