出版社内容情報
冥界に迷い込んだ記憶喪失の女子高生と、孤独な冥王の出会いに隠された本当の意味とは――?
ミランが目覚めると、そこは見知らぬ花畑。名前以外の記憶を失っており、高校の制服以外、素性のわかるような物も持っていない。ここはどこなのか、自分は何者なのか――手がかりを求めてさまようミランは、不思議な老女と遭遇し、『お屋敷』へ行くよう言われる。なんとか辿り着いた『お屋敷』で、ミランは銀髪の美青年リヒトと出会い、ここが死者の魂を浄化する冥界で、彼は冥王だと聞かされる。彼によれば、ミランは死んでおらず、魂だけが冥界に来ているらしい。記憶を取り戻して現世へ帰るため、亡者を冥界に送る仕事を手伝うことに。厳しくもやさしいリヒトに、どこか懐かしさを覚えるミランは、次第にこのまま冥界へ残りたいと思うようになり…?
内容説明
ミランが目覚めると、そこは見知らぬ花畑。名前以外の記憶を失っており、高校の制服以外、素性がわかる持ち物もない。ここはどこで自分が誰なのか、手がかりを求める中、銀髪の美青年リヒトと出会い、この地が冥界だと知る。冥王を名乗るリヒトによれば、ミランは生きながら魂だけ冥界に来ているらしい。記憶を取り戻すため、彼の仕事を手伝うことになるが…?
著者等紹介
水島忍[ミズシマシノブ]
ロマンス小説、BL、少女向けラノベなどで著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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史
5
なんというか、男がどいつもこいつも言葉足らず。三人もいて三人とも主人公を心配しているようで自分のエゴを押し付けようとしている。それも含めて、全体的に旧世代的価値観に満ちている。こんなあの世では窮屈で仕方がない。2023/07/06
色素薄い系
3
うーん…なんか全体的にずっと暗い話だったよね…ミランが最初から現世に対しての未練が全く無いから戻った所でなぁという気もしていたんだけどいざ戻ってやり直そうとしたら養父母からの愛情を全く感じられなくなってしまい、これどうすんだ?と思ったら…うーん(2回目)何を目指していた物語だったのかが分からなかったかな……2023/07/13
栗山いなり
3
冥界に来てしまった記憶を無くした少女が自らの記憶を取り戻すべく動く物語。面白くはあったんだけど、なんか想像してたのとは違ってた印象。ラストもなーんか納得はいかないっつーか良くてビターエンドだなって感じた2023/06/25