出版社内容情報
瀬川 貴次[セガワ タカツグ]
著・文・その他
THORES 柴本[トーレス シバモト]
イラスト
内容説明
怪異に愛される美貌の青年男爵・籠手川晴行。子爵家嫡男ながら苦学生の幼馴染み・室静栄。三流新聞の下っ端記者・諏訪虎之助。3人集まれば不可思議な事態に遭遇し、首を突っ込むことに。市電に現れる謎の童女、花見の季節に上野に現れた辻斬り、黒い洋館に住む不気味な彫刻家、世間を騒がす猟奇殺人事件。帝都・東京を舞台に怪異に挑む、大正モダン怪奇譚、第2弾!
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1991年『闇に歌えば』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
33
瀬川さんのファンは、このゆるさを愛しているのだと思う。私もその一人だ。すごーく怖いわけでもなく、でも登場人物が魅力的でまた逢ってみたいと思う。籠手川氏の義理の姪が外人のイケメンに口説かれる話が良かった。ラストは溜飲が下がりますv 【日本の夏は、やっぱり怪談】参加中2022/08/31
のこ🐈
31
怪談男爵シリーズ2巻目。とても楽しく(?)読みました。軽いのに、描写されていることは非常にグロテスクだったり恐ろしかったりするので、あまり想像力を働かせず読む感じで……ハルちゃんシズちゃんに加え、トラさんも正式に仲間入りした感じですね。準レギュラーっぽい女子陣も増えてきて、そちらの恋模様とかも読んでいて楽しかったです。っていうか、お母様お強い……! ミステリ展開はあまり捻ってないというか、すぐに筋が読めてしまってワクワク感が少ないのですが、登場人物たちのやり取りが好きなので続きが読みたくなってしまいます。2022/09/01
よっしー
24
2作目になって、ホラー度合いが増えたような気がします。とはいえ、回を重ねるごとに少しは受け入れてるのでは…と思っていたのですが、巻末の陣取り合戦を見ているとそうでもなかったのだと思い、笑ってしまいました。怪異を恐れて良い大人が大騒ぎ、当人達は必死なのでしょうが、怪異が呆れてしまうのも納得です。とはいえ、結果オーライかな。悠々自適な晴行も母親には逆らえず…やはり生きている人が一番怖いですね。2023/03/05
きょん
18
シリーズ2作目、美貌の男爵晴ちゃんと幼馴染子爵シズちゃんに記者のトラちゃんがわちゃわちゃする感じも好きなんだけど、今回はハルちゃんの武道に優れ、モップで妖刀遣いを叩き伏せるお母上が超絶カッコイイです。2022/10/07
み
14
さくさくと♪春行ママの尊子さんの再登場を希望しま〜す^ ^2023/01/07