出版社内容情報
三人の兄姉弟による共同統治体制が敷かれる王国・イルバス。
きょうだいの中で最も優れた偉大な王であると自負する長兄アルバートだが、近頃は唯一懸念があった――世継ぎ問題である。
中間子ベアトリス、末弟サミュエルが身を固めつつある中、アルバートも後れを取るまいと花嫁探しに乗り出すことに。
条件はただひとつ、「誰よりも子を産める丈夫な女」。だが、お眼鏡にかなう理想の女性は中々舞踏会には現れず……。
一方、山奥の修道院のシスター・クローディアは、太陽のもとに出られない金色の片眼を持ち、また人並外れた怪力のため年頃の娘ながら「隠者」と呼ばれるような暮らしをしていた。
ある雨の夜、予期せぬ邂逅を果たしたクローディアとアルバートの運命は?
更には謎の老人率いる組織「赤の王冠」の暗躍により、イルバス、ニカヤ、カスティアをも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていて――!?
内容説明
王族による共同統治の国イルバス。長兄王アルバートは権勢を強めるべく、自らの世継ぎを産む妃探しに乗り出す。光を厭う金色の片眼を持つシスター・クローディアは、山奥で隠者のように暮らしていたが、ある雨の夜アルバートと予期せぬ邂逅を果たし…。更には謎の組織「赤の王冠」の暗躍により、周辺国をも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていて―!?
著者等紹介
仲村つばき[ナカムラツバキ]
東京都出身。2012年、第14回エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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