出版社内容情報
「王女アレクシア」をのせた旗艦が沈められ、約二ヶ月。
いまやアレクシアは迂闊に宮廷に戻ることもできず王都の片隅に身を隠し、一方のディアナは、戸惑いながらも必死で王女を演じる日々。
旗艦の沈没をきっかけに、まるで二人の少女の立場がそっくり入れ替わってしまったような……。
だがこの身代わり劇が、初めから仕組まれていたものだったとしたら?
二人の生き写しのような姿が、単なる偶然ではなかったとしたら?
思いもよらぬ残酷な真実が、そこに隠されているとしたらーー?
「きみはきみの出生について、本当に信じられる証拠を、なにひとつ持たないのではないのかい?」
すべての役者が揃う第三巻。
内容説明
「王女アレクシア」をのせた旗艦が沈められ、約二カ月。いまやアレクシアは迂闊に宮廷に戻ることもできず、一方のディアナは、戸惑いながらも王女を演じる日々。だがこの身代わり劇が、初めから仕組まれていたものだったとしたら?二人の生き写しの姿が、単なる偶然ではなかったとしたら?思いもよらぬ残酷な真実が、そこにあるとしたら―?すべての役者が揃う第三巻。
著者等紹介
久賀理世[クガリセ]
東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。雑誌Cobalt短別小説新人賞に入選の後、2009年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
旗艦が海賊に襲われてから約二ヶ月。アレクシアは王都の片隅に身を隠し、ディアナは戸惑いながら必死で王女を演じる日々を送る中、全ての役者が揃ってゆく第三弾。冤罪で処刑寸前だったガイウスを救うアレクシア、アシュレイがほのめかすディアナの秘密、そしてヴィラードの尽力で王位継承権を回復したセラフィーナ。明らかになってゆく複雑な関係の先にあった二人の数奇な運命には唸らされましたが、ずっとすれ違っていたガイウスとアレクシアの思いがようやく通じあえて良かったです。ここからどう物語をまとめ上げてゆくのか最終巻に期待ですね。2021/12/03
葵@晴読雨読
32
ガイウスが処刑されそうなところを助けたアレクシアはカッコイイ! そして、アレクシアとディアナの出世の秘密もわかった第3巻。 ガイウスとアレクシアはやっとお互いの感情を打ち明けた。ハッピーエンドだといいな!2022/03/21
ぐっち
29
やっと会えたと思ったら~、そして衝撃の事実!!担当さんの「私、完結巻を読むまで絶対に死ねない…!」の帯にわかる~。揃えてから一気読みしてよかった。続けて最終巻へ!!2022/04/02
dorimusi
22
起承転結の転って感じのする3巻。投獄されたガイウスが無事助け出され出生の謎を追いっていろんな謎が明らかになり、ついに王女とも合流。そんな状況下でついに王様が… ただ似てるだけじゃなかったかーー設定詰め込んだなーーって感じでした。 まとめ買いしてて良かった。このまま最終巻を読もう。 2024/03/06
うめきち
18
次々と困難が襲ってくる。アレクシアの清々しさ、貴賓が素晴らしい。ガイウス、よかったねぇ、の一言の第3巻。最終巻は名残惜しくて読みたいような、読みたくないようなという感じ。しかし続きが気になる。2022/07/28