集英社オレンジ文庫 ノベライズ ＴＨＥ ＨＥＡＤ

ひずき 優【著】/パストール，アレックス〈Ｐａｓｔｏｒ，Ａｌｅｘ〉/パストール，デヴィット【原作】〈Ｐａｓｔｏｒ，Ｄａｖｉｄ〉

集英社（2020/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 306p／高さ 16cm
• 商品コード 9784086803342
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

Huluで世界30の国と地域で公開配信される海外ドラマHuluオリジナル「THE HEAD」は、南極の科学研究基地「ポラリスVI」を舞台に繰り広げられる、極限心理サバイバル・スリラー。
そのストーリーのすべてを余すことなく完全にまとめたノベライズ。
「ポラリスVI南極科学研究基地」では10名の越冬隊が残り、研究を続けていたが、ある日突然、彼らとの交信が途絶える。
基地へ向かった救助チームは、そこで世にも恐ろしい光景を目撃して……。
極寒の陸の孤島で見つかった7つの死体。
生存者、行方不明者の謎。
息もつかせぬスリリングな展開、そして誰にも予測のつかない結末…!
国際的なスタッフとキャストで製作されたこの超大型ドラマに、日本からは山下智久がメインキャストとして出演、若き微生物学者アキを熱演。
ドラマ「THE HEAD」ファン、山下智久ファン必携。
ドラマの場面写真も口絵として収録。

内容説明

「ポラリス４南極科学研究基地」では１０名の越冬隊のみが残り、南極を覆う“長くて暗い冬”を耐え忍び、研究を続けている―はずだった。ある日、突然彼らとの交信が途絶え、夏期部隊隊長ヨハン率いる救助チームは急ぎ基地へ向かう。そこでヨハンたちは、世にも恐ろしい光景を目撃する…！日欧共同製作の極限心理サバイバル・スリラー・ドラマ、完全ノベライズ！

著者等紹介

ひずき優［ヒズキユウ］
横浜出身。『ＲＥＡＬ×ＦＡＫＥ』で２００７年度ロマン大賞を受賞し、受賞作を改題した『キミのいる場所／‐ＲＥＡＬ×ＦＡＫＥ‐』にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こたもり]

南極と言う閉ざされた舞台で起きた凄惨な事件。生存したマギーの回想と当時の様子が交互に綴られ、1人また1人と死んでゆく様子が明かされる。極寒の地で一体何があったのか。二転三転する息をもつかせない展開が読み進む手を止めさせない。最後のどんでん返しにも綺麗に騙され、かなりの良質なエンタメだった。ただ、前日譚のアキとは別人に見える描写に納得できない事と、その未来がやるせない事が不満。下手に山Pで当てはめなければよかった。本書か前日譚のどちらかのみの読書を勧める。両方読むのは個人的にはダメだ。

2021/02/08

[栗山いなり]

南極で起こった凄惨な事件の謎に挑むスリラーサスペンス。内容としては日欧共同制作版のかまいたちの夜って感じだが、ドラマが気になるくらいには面白いと思った。そして今回も『やられました』。今日これで三回目だよ(苦笑)

2020/09/06

[かっぱねこ]

Huluでオリジナルドラマのノベライズ本。南極基地IV越冬隊との通信が途絶え、次のチームが基地に着くと血の海と隊員たちの死体。生き残りのエバから何とか証言を引き出そうとするヨハンだが。エバの記憶、現在、殺人の動機となるさらに過去という3つの時系列が絡まる、殺人パニックミステリー。

2020/08/10

[Thinking Reed]

ビジネス本を好んで読んでいたが、最近あまりそれらに魅力を抱かなくなり、もしかすると自分は読書が嫌いなのかと思うようになっていた。 一度、ジャンルを変えてみようと手に取ったのがこの小説『THE HEAD』だった。最後の最後まで真相は読みきれず、思わぬ展開の連続で一気に読了してしまった。新型コロナの感染拡大で外出自粛中の今、スピンオフ作品の『THE HEAD 前日譚 アキ・レポート』もぜひ読みたいと思っている。

2020/08/01

[いと]

ドラマを見ずにこちらを先に読みました。 舞台は南極にひっそり佇む研究基地 隊のメンバーは各々なにかを抱え背負っている。 その基地から通信が途絶え3週間　そこでなにが起きたのか。 最後まで真相がわからず急転していく物語が気になり一気読みしました。見事なフーダニットでした。 ちなみにマイルズとニルスが覚えられずドラマHPの登場人物を見ながら読みました(笑)

2020/07/26