出版社内容情報
“人が恋に落ちた瞬間"が視える女子高生と、“人が恋を失った瞬間"が視えるサラリーマン。
二人が視たものを合わせると、不可思議な恋の真相が見えてくる!
サラリーマン・星川諒二(28)は常々思っていた。「恋なんてロクなもんじゃない」と。
そんなある日、星川は“人が恋に落ちた瞬間が視える"という女子高生・久住明花(16)と出会う。
明花は告白至上主義で、事あるごとに「好きな人には告白すべきです!」と持論を押し付けてくる。
明花といると、なぜか他人の恋愛事情に首を突っ込む事態になる星川。
1.海外転勤を決めたバリキャリ女上司。
2.幼馴染のお兄ちゃんの結婚を受け入れられない女の子。
3.“悪女"と名高い受付嬢。
4.“告白"に異常にこだわる女子高生。
彼女たちの恋にはすべて、当人が語らない真相があって……?
内容説明
サラリーマン・星川諒二は、駅のホームで見知らぬ女子高生・久住明花に断言される。「―なんだ。お兄さん、恋してないのね」その出会いをきっかけに、星川は周りの不可思議な恋愛事情に巻き込まれていって…?“人が恋に落ちた瞬間”が視える女子高生と、“人が恋を失った瞬間”が視えるサラリーマン。二人が視たものを合わせると、不可思議な恋の真相が見えてくる!
著者等紹介
時本紗羽[トキモトサワ]
兵庫県出身。『今夜、2つのテレフォンの前。』で2017年ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
駅のホームで「人が恋に落ちた瞬間が視える」女子高生・明花と出会ったアラサーリーマン・星川。告白至上主義の明花に振り回されながら他人の恋愛事情に関わってゆく物語。海外転勤を決めた女上司、幼馴染のお兄ちゃんの結婚を受け入れられない明花の親友、悪女と名高い受付嬢の真相、そして明花が告白に異常にこだわる理由。お人好しでおせっかいゆえに周囲の女性の恋愛話に振り回されがちな星川でしたが、その奔走が関わった人たちの新たな一歩を切り出すきっかけにも繋がっていて、過去を乗り越えた二人の今後を応援したくなる素敵な物語でした。2019/05/16
秀玉
23
作家さん二冊目。(これは私の生きた証の読書メモ。辛辣です、個人の感想です。)計画的失恋…ほど感動はない。ただじわじわくる盛り上がりと面白さはある。この作家さんもそうだが、タイトルが悪い。もっとしっとり余韻を残すタイトルはないのか。編集者がこれで行こうと言うのか、低年齢層を狙っているのか。言っとくけど、こんな親父も読んでいるし、ラノベって意外とおもしろいんだよね~。半分ちょっとまで、盛り上がりもない、JKに振り回される冴えないリーマンの会社での出来事と日常が続くがリーマンが持つ能力が周囲に生きる力を与える。2022/09/02
MAMI.
7
★★★★☆2020/08/06
チェス
5
ちょっと変わった趣向の恋のお話し。面白かった。2021/04/15
ゆかり
3
★☆☆☆☆2020/07/11