出版社内容情報
従兄の戒成と探偵をしていた兄が遺した“探偵日誌"。大学生の皓紀は兄の代わりに探偵事務所の手伝いを始める。そんな折、事務所に舞い込んできた依頼が“探偵日誌"に書かれた内容と酷似していて……!?
内容説明
従兄弟の戒成と探偵をしていた兄が遺した“探偵日誌”。大学生の皓紀は兄の代わりに西新宿にある探偵事務所の手伝いを始める。ある日、皓紀は事務所に舞い込んできた依頼が遺された“探偵日誌”に書かれている内容と酷似していることに気づく。断片的に書かれた日誌を手掛かりに、舞い込む依頼を次々に解決していく皓紀。しかし“探偵日誌”には隠された重大な秘密が…!?
著者等紹介
希多美咲[キタミサキ]
岡山県出身。『月下浮世奇談』で2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
21
死んだ兄が残した探偵日誌を読んでしまった主人公は、従兄弟の戒成の探偵業を手伝ううちに奇妙なことに巻き込まれます。見え隠れする自身の謎とほの暗い悪意にぞわぞわして、久しぶりに一気読みしました! シリーズ化したらとても嬉しいです♪2017/10/28
Norico
14
死んだ兄の遺品を整理した時に発見した日記には、未来の日付の事件が書いてある。兄は予知能力者?従兄弟の探偵事務所でバイトしながら、謎を追う皓紀くん。信頼してた従兄弟もだんだんとあやしく思えて…。お兄ちゃんの要くんは、中学生から酷な秘密を抱えて生きてきて、かなりヘビー。なのに回想される彼はすごくいい人でなんだか切ないなぁ。2019/07/27
HANA
10
岡山から上京してきた主人公が未来が記されている日記を手に従兄がやっている探偵業を手伝うという話で広がっていくかと思いきやそれぞれの事件で関わった人たちの人間関係だけでなく、主人公側の関係もしっかりしていて結構良かった。また読んでみたい内容。2017/09/20
紅羽
8
亡くなった兄の遺した探偵日誌には未来の事件が記されていた。主人公の皓紀は探偵をしている従兄弟の戒成と共に舞い込んできた事件に挑む。それは日誌に書かれていた事件と酷似していて…。謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれました。読み進めるうちに兄の死の真相や日誌の謎が明かされていくと、切ない思いが込み上げましたが、前向きなラストで良かったです。2023/11/07
ゆうら
5
事故死した兄の残したノート。鍵のかかった引き出しから出てきたそれに書かれていたのは・・・。ノートに向き合う弟は、何を思い出したのか?意外と面白かった。2018/03/15